東京・永田町の自民党本部では、午後8時にテレビ各社が「与党過半数割れの見通し」などと一斉に報じた。同本部内の開票センターに集まった幹部らに笑顔はなく、小泉進次郎選対委員長が「厳しい情勢だと感じている」と語った。
小泉氏は「いかなる結果であろうとも、選挙対策委員長である私の責任だ」と語り、「まだ結果は出ていないが、私の力不足で申し訳ない。最後まで見届けたい」と両拳を握りしめながら話した。
石破茂首相は約30分前にこわばった顔つきで党本部に入ったが、開票センターにすぐには姿を見せなかった。静まりかえった同センターでは、職員らが固唾をのんで、開票の行方を見守っていた。
開票が始まり、報道各社のインタビューに答える自民党の小泉進次郎選対委員長=27日午後、東京・永田町の同党本部