フェラーリが2年ぶりの連勝。サインツ「すぐにポジションを取り戻すことが鍵だった」/F1第20戦決勝

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2024年10月28日 14:20  AUTOSPORT web

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2024年F1第20戦メキシコシティGP カルロス・サインツ(フェラーリ)
 2024年F1第20戦メキシコシティGPの決勝にて、スクーデリア・フェラーリのカルロス・サインツが優勝、シャルル・ルクレールが3位表彰台を獲得した。

 前戦アメリカGPではルクレールが優勝しており、フェラーリが連勝を飾ったのは2022年の第10戦イギリスGPと第11戦オーストラリアGPでの勝利以来、2年ぶりとなる。この連勝でフェラーリは、コンストラクターズランキングでレッドブルを逆転して2位に浮上している。

 ふたたび軌道に乗り始めたフェラーリのフレデリック・バスール代表は、「連勝できてとても嬉しい」と喜びを語り、その戦いを次のように振り返っている。

「カルロス(・サインツ)は完璧な週末だった。オープニングラップでリードを失っても、その後に素晴らしいオーバーテイクでマックス(・フェルスタッペン/レッドブル)を攻略し、その後はレースをコントロールした」

「シャルル(・ルクレール)も良いペースだったが、バックマーカーで時間をロスして2位を失った。しかし正直に言って、最終結果に満足していなかったとしても、彼にとっても良い週末であったことに間違いはない」

「このマシンはメキシコ用に設計されたものではなく、とくに有利な点はなかった。標高が高いために、エンジンとブレーキの温度をつねに監視し、限界に保つ必要があった」

「ただ、モンツァ以来、我々のクルマはどんなコースでも速くなってきたので、残りのレースでも競争力を発揮できると感じている」

「来週のサンパウロは、またゼロからのスタートになる。連続で良い仕事ができているこの勢いで、まだまだプッシュし続けるよ」

■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=1位(71周/71周)
1番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

「すごく嬉しい! メキシコのファンの素晴らしいサポートのおかげで、まるで第二の故郷のように感じているよ! 今週末は家族もここにきているので、これ以上のことは望むことはないよ」

「スタートでポジションを失うこともあるかもしれないと思っていたが、ターン1で内側に飛び込んですぐにポジションを取り戻すことがレースの鍵だった」

「そこからはタイヤとペースの管理がすべてで、チェッカーフラッグまで非常にスムーズなオペレーションだったよ」

「この連勝は、チームがここ数カ月行ってきた仕事の証だと思う。コンストラクターズチャンピオンシップでさらに近づいており、チームとして最後まで戦い抜きたいと思う。みんなおめでとう! ブラジルでも頑張ろう!」

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=3位(71周/71周)
4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ソフト

「難しいレースだった。週末は少し後手に回っていたので、3位がベストだったように思う。最初のスティントは、タイヤの温度管理がすべてで、簡単なしごとではなかった」

「その後は、チームとしてポイントを最大限に獲得し、ゴールすることを優先した。カルロス(・サインツ)にとっては良いレースになったし、チームにとっても多くのポイントを獲得することができて良かった」

「チームは本当にうまく機能しており、目指していたレベルに戻ってきている。自分たちの目標はコンストラクターズタイトルを争うことであり、ここ2週間のような週末のおかげで、うまく前進できている。次はこの3連戦の最終レースだ。この勢いを維持できるよう全力を尽くすよ」

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