ラリージャパン2024のエントリーリスト発表。日本勢や元WRC王者ディディエ・オリオールが参戦へ

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2024年10月28日 17:20  AUTOSPORT web

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豊田スタジアムで行われたWRC第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2023』のセレモニアルスタート
 10月28日、愛知県と岐阜県を舞台に11月21日(木)から24日(日)にかけて、両県をまたいで開催される『フォーラムエイト・ラリージャパン2024』のエントリーリストが発表された。

 今季もWRC世界ラリー選手権のシーズンフィナーレ・イベントとして、豊田市の豊田スタジアムを拠点に開催されるラリージャパン。同地での3年目を迎える2024年大会は、昨年と一昨年はシリーズの来日前に決まっていたドライバー選手権の決着がついておらず、マニュファクチャラー選手権とあわせて日本で新たなワールドチャンピオンが誕生することとなる。

 そんなラリージャパン2024のエントリーリストが公開された。出場台数は前年の35台から9台増の合計44台だ。このうちトップカテゴリーを戦うラリー1カーは、トヨタとヒョンデが各3台、Mスポーツ・フォードが2台をエントリーしている。

 この日本ラウンドが凱旋イベントとなるTOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)は、レギュラーのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組と勝田貴元/アーロン・ジョンストン組に加え、第8戦ラトビアから連続出場を続けるセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組を起用。マニュファクチャラーズタイトルの獲得を目指し、3台のトヨタGRヤリス・ラリー1を走らせる。

 母国ラリーに臨む勝田は、「多くのファンが日本人ドライバーが勝つところを見たいと思うので、それを達成できるように全力で挑みたいです」と意気込みを語った。

 そのトヨタを相手にドライバー、マニュファクチャラーの両選手権制覇に王手を掛けているヒョンデ・シェル・モービスWRTは、3台目のヒョンデi20 Nラリー1にアンドレアス・ミケルセン/トルステイン・エリクセン組を起用し、レギュラーのティエリー・ヌービル/マルティン・ウィダグ組とオット・タナク/マルティン・ヤルヴェオヤ組に加えた。

 2022年のラリージャパンウイナーであるヌービルと2019年のWRC王者タナクは現在ランキング1位、2位につけており、このどちらかが2024年シーズンのドライバーズチャンピオンに輝くこととなる。

 Mスポーツ・フォードWRTはシーズン最後のフライアウェイ・ラウンドに2台体制で臨む。ラインアップはアドリアン・フルモー/アレクサンドル・コリア組、グレゴワール・ミュンスター/ルイ・ルーカ組だ。

■新井大輝やコバライネンら全日本勢、TGR育成選手がラリー2にエントリー

 ラリー2カテゴリーのWRC2クラスには18台がエントリーし、逆転チャンピオンを目指すサミ・パヤリをはじめ、ニコライ・グリアジン、カエタン・カエタノビッチ、ヤン・ソランス、ガス・グリーンスミスなど、このクラスの常連が名を連ねた。

 そこに全日本ラリー選手権のマルチタイムス・チャンピオンである新井大輝、ヘイキ・コバライネン、勝田範彦らが参戦。さらにTOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラム2期生の小暮ひかると山本雄紀も加わっている。

 またナショナル部門では、元PWRCチャンピオン新井敏弘がスバルWRX S4で、TGR-WRJの眞貝知志がトヨタGRヤリスで参戦する。さらに、1994年のWRC王者ディディエ・オリオールもデニス・ジロウデをコドライバーに迎え、このクラスにエントリー。マシンはトヨタGRヤリスだ。

 この他、WRCプロモーターによる女性ドライバー育成プロジェクト“Beyond Rally Women’s Driver Development Programme”のファイナリストに選ばれた平川真子もトヨタ・ヤリスで参戦予定となっている。

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