【東京ドラマアウォード】草なぎ剛、主演男優賞に感無量「僕はテレビドラマで育てられました」

0

2024年10月28日 17:35  ORICON NEWS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ORICON NEWS

『東京ドラマアウォード』主演男優賞を受賞した草なぎ剛 (C)ORICON NewS inc.
 俳優の草なぎ剛が、この1年間に放送された番組で“世界に見せたい日本のドラマ”を選出・表彰する『東京ドラマアウォード2024』で主演男優賞を受賞し、28日に都内で行われた授賞式に出席した。

【全身ショット】スーツ姿で誇らしげにトロフィーを手にした草なぎ剛

 ドラマ『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』(日本放送協会)では、仕事や家族を失い人生に迷う男性が自分の唯一の技能である手話を活かして「手話通訳士」になり新たな人生のスタートを切る物語が、殺人事件をめぐるミステリーとともに繰り広げられた。

 草なぎが演じた主人公・荒井尚人は、ろう者の両親の間に生まれた耳が聴こえる子ども、コーダ(Children of Deaf Adultsの略)であり、自身の生き方や他者との関わり方について悩み、現在と過去の事件を追う中で自身が果たして何者なのか周囲の人から問われ自分自身にも問いかけることになる人物。ドラマの中では手話を使って演じるシーンもあり、手話で会話する草なぎに注目が集まった。

 主演男優賞に輝いた草なぎは「本日はこのような大変素晴らしい賞をいただき、心から感謝しております」と笑顔で受賞のスピーチ。記念のトロフィーを手に「『ドラマアウォード』という言葉がすごく僕の胸に響いた。僕もドラマっ子なんで(司会の)三谷(幸喜)さんの作品をたくさん見てきましたし、昔一緒に仕事をした方も会場にたくさんいて、僕はテレビドラマで育てられました。人間な大事な気持ちがテレビドラマのセリフの中に散りばめられていて、とても感動するというか、そんな気持ちでずっとやってきて…。テレビドラマ、本当に大好きです。舞台や映画もすてきなんですけど、テレビドラマならではの力というか、そういうものが僕の頭から離れない…そんな気持ちです」と語り、熱いドラマ愛をにじませた。

 『東京ドラマアウォード2024』の受賞結果は以下の通り。

■作品賞
<連続ドラマ部門>
グランプリ:『VIVANT』(TBSテレビ)
優秀賞:『舟を編む 〜私、辞書つくります〜』(日本放送協会)、『燕は戻ってこない』(日本放送協会)、『不適切にもほどがある!』(TBSテレビ)、『アンメット ある脳外科医の日記』(関西テレビ放送)

<単発ドラマ部門>
グランプリ:『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』(日本放送協会)
優秀賞:『未解決事件 File.10 下山事件』(日本放送協会)、『侵入者たちの晩餐』(日本テレビ放送網)、『ブラック・ジャック』(テレビ朝日)、『生きとし生けるもの』(テレビ東京)、『PICU 小児集中治療室 スペシャル2024』(フジテレビジョン)

<ローカル・ドラマ賞>
『京都のお引越し』(朝日放送テレビ)、『琉球歴史ドラマ 阿麻和利 THE LAST HERO』(琉球放送)

■個人賞
主演男優賞:草なぎ剛『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』(日本放送協会)
主演女優賞:石橋静河『燕は戻ってこない』(日本放送協会)
助演男優賞:若葉竜也『アンメット ある脳外科医の日記』(関西テレビ放送)
助演女優賞:内田有紀『燕は戻ってこない』(日本放送協会)
脚本賞:宮藤官九郎『不適切にもほどがある!』(TBSテレビ)
演出賞:金子文紀『不適切にもほどがある!』(TBSテレビ)
主題歌賞:Creepy Nuts「二度寝」(『不適切にもほどがある!』主題歌)
特別賞:山田太一(脚本家)

    ニュース設定