「不適切にもほどがある!」最多4冠達成 Creepy Nuts・宮藤官九郎らコメント寄せる「なかなか業界の人に評価してもらえないんじゃないかと思った」【東京ドラマアウォード2024】

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2024年10月28日 19:34  モデルプレス

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「東京ドラマアウォード2024」脚本賞を受賞した宮藤官九郎(C)モデルプレス
【モデルプレス=2024/10/28】28日、都内にて「東京ドラマアウォード2024」授賞式が行われ、ドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS)が作品賞<連続ドラマ部門>優秀賞、脚本賞、演出賞、主題歌賞を受賞し最多4冠を獲得した。

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◆「不適切にもほどがある!」4冠達成

主題歌賞を受賞したCreepy Nutsは「今後、昔話のように長く語り継がれるであろう『不適切にもほどがある!』という作品に、我がCreepy Nutsが楽曲で力添えできたことがとても光栄です」と喜びのメッセージを寄せた。

また脚本賞を受賞した宮藤官九郎はビデオメッセージにて「非常に伺いたかったのですが、もうすぐ始まる舞台の稽古があったりして、今日は欠席、チョメチョメってことで行けません」とドラマでも度々登場したセリフを交えコメント。同作について周囲から「攻めた内容」と言われていたことに触れ「『こんなのやって大丈夫なのかな』と。しかも途中から完全に業界モノにもなってきてるし、なかなか業界の人に評価してもらえないんじゃないかと思ったんですけど、こうやって賞をいただくことができて非常に嬉しいです」と喜んだ。

最後に「僕たちのチャレンジ精神が認めていただけたのかなと思っております。今後もこういう精神で作品を作っていきたいと思います」と今後に向けて意気込んだ。

磯山晶プロデューサーは「このドラマは、毎回コンプライアンスとかハラスメントとか働き方改革とか、とても1時間では解決できないような現代の問題を取り上げて、それを昭和からタイムスリップしてきたというだけの阿部さん(阿部サダヲ)扮する主人公が、1時間で鮮やかに解決しちゃったら嘘だなと思って、解決部分は全部歌にして発散するっていう、本当に結論のないドラマなんですけども、それが本当に逆によかったのかなと今思っております。本当に大好きな宮藤官九郎さんと阿部サダヲさんをはじめとするスタッフの皆さんに支えられて、今日この賞がいただけたと思っております」と語った。

◆「東京ドラマアウォード2024」

今年で17回目の開催となる本賞は、従来のアウォードで重視されてきた“芸術性”“番組の質の高さ”といった基準とは異なる、“市場性”“商業性”に焦点を当て、“日本人として海外にみせたい”と思う魅力あるドラマを表彰している。

作品賞<連続ドラマ部門>グランプリは『VIVANT』(TBSテレビ)、優秀賞は『舟を編む 〜私、辞書つくります〜』(NHK)、『燕は戻ってこない』(NHK)、『不適切にもほどがある!』(TBSテレビ)、『アンメット ある脳外科医の日記』(関西テレビ)。また、作品賞<単発ドラマ部門>グランプリは『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』(NHK)が受賞した。

個人賞は◯◯のほか、主演男優賞『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』の草なぎ剛、主演女優賞『燕は戻ってこない』の石橋静河、助演男優賞『アンメット ある脳外科医の日記』の若葉竜也、助演女優賞『燕は戻ってこない』の内田有紀、脚本賞『不適切にもほどがある!』の宮藤官九郎、演出賞『不適切にもほどがある!』の金子文紀が受賞。主題歌賞はCreepy Nuts『二度寝』が受賞し、『不適切にもほどがある!』が全4冠獲得した。(modelpress編集部)

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