ローソンがペレスへの侮辱行為を謝罪。レッドブル首脳は接触を問題視、ローソンに反省を促す

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2024年10月30日 17:40  AUTOSPORT web

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2024年F1第20戦メキシコシティGP リアム・ローソン(RB)
 RBのリアム・ローソンは、F1メキシコGPで激しくポジションを争ったレッドブルのセルジオ・ペレスに対して、コース上で中指を立てたことを謝罪した。

 12周目に10番手ローソンの後ろにペレスが追いつき、バトルをするなかで、19周目のターン4でペレスが前に出かけたが、ローソンは激しく防御。2台はコース外にはみ出しながら、数コーナーにわたってバトルを続け、そのなかで接触が起き、ペレスのマシンのサイドポッドとフロアがダメージを受けた。この損傷によりダウンフォースが大幅に失われ、ペレスのその後のレースに影響した。

 さらにローソンは後にコース上で、ペレスに向けて中指を立てて怒りを示した。その車載映像が流れたことで、ローソンに対して批判が集中している。ペレスは、ローソンのドライビングを非難すると同時に、他人に敬意を払うべきだとも発言した。

 レース後、冷静になったローソンは、自分が間違った行動をしたと認めた。

「バトルをしている瞬間には、時にはこういうことが起こるものだ。ラップの半分を通して彼は僕をブロックし、僕のレースを台無しにしようとしていた。それで僕は腹を立てていた」

「でもそれは言い訳にはならない。僕はそんなことをするべきでなかったので、そのことについては謝罪する」

 レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、このインシデントについて、ローソンに対して苦言を呈した。

「チェコもローソンにかなり腹を立てていた。じっくり話し合う必要があるだろう」とマルコは『Viaplay』に対してコメントした。

「ローソンが非常にタフなレーサーであることは分かっている。彼をオーバーテイクするのは簡単なことではない。だが、チームメイト同士や、姉妹チームを相手にそういう行動をすべきではない。もっと敬意を払わなければならない」

 マルコはまた、『ORF』に対して、「不必要な接触だった。ローソンの方に、より大きな責任があると思う」とコメントしている。

 ローソンは、ペレスに対する侮辱行為を反省する一方で、バトル自体については、ペレスの動きに問題があったと主張した。

「ヘルムートはああいう行為が嫌いだと思う。僕は本来はそういうキャラクターではないし、人としてやるべきことではない」

「ターン4では彼に対してスペースを残していた。でも彼は僕をコースから押し出したんだ。ターン5以降、僕にスペースを与えなかった。テンションが高まったことは残念だ。彼はいったいどうしてほしかったのだろう」

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