『劇場版ドクターX』公開記念として、勝村政信主演「ドクターY〜外科医・加地秀樹〜」3年ぶりの新作が放送される。
「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」のスピンオフドラマとして、2016年に誕生した本作は、群れを好み、金を愛し、腹腔鏡のスキルと要領の良さだけを武器に突き進む外科医・加地秀樹が主人公。
第2弾では、当直中に幽霊騒動に巻き込まれてビビりまくり、第3弾では教授選で見事に大敗、第4弾以降も隠し子騒動や手術ミス(および失恋)で窮地に追い込まれるものの、不死鳥のごとく何度もはい上がってきた加地。
2時間スペシャルで放送となる今回の第7弾は、崖っぷち、かつてない受難の日々に直面。東帝大学病院のお使いでシンガポールを訪れるも、うっかりギャンブルで一世一代の大ばくちに出てボロ負け。病院の資金もまるっと溶かしてしまい、借金地獄まっしぐら。ある人物から借金を肩代わりする条件として、「東村練を医者にしないでください」という依頼を受けることに。
そして今作には、劇場版にも出演する西畑大吾(なにわ男子)や、及川光博も参加。依頼内容にある東村練とは、西畑が劇場版でも演じている人物。劇場版では、研修医として登場するが、本作ではまだスチューデントドクターとして東帝大学病院で臨床実習を行っている半人前の医学生。成績はトップだが、態度は史上最悪。依頼を遂行すべく、加地は指導医として近づくも、ボロクソにされてしまう。
物語のカギを握る人物、練の父・楠田永吾として及川も登場。楠田のバックグラウンド、そこに隠された練の悲しき過去、彼らと交わることで初めて明かされる加地の知られざる過去に注目だ。
さらに、「ドクターX」ファミリーの豪華特別出演にも注目。今回は米倉涼子を筆頭に、内田有紀、鈴木浩介、岸部一徳、遠藤憲一、今年10月に逝去した西田敏行が集結。名物の麻雀シーンでは、及川も初参加。未知子と晶、楠田の意外過ぎる過去の接点が明かされる。
「別のドラマで青森にお邪魔したら、出会った人たち全員が『加地先生!』って呼んでくれたんですよ。地方では必ず『加地先生!』と呼ばれるので、本名よりも役名の方が理解されています(笑)」とエピソードを明かした勝村は、「コメディー色が圧倒的に強かった過去作とはまたテイストの違う素晴らしいお話で、正直驚いています! 皆さんにもぜひ、今までにない『ドクターY』を楽しんでいただけたらなと思います」と今作について明かす。
西畑は役柄について「一言で表すと“ヤバい子”。自信過剰かつ自分中心のイマドキっ子で、なおかつ人を人だと思っていないような冷酷な部分も持ち合わせているんです。正直、僕自身は彼のことが嫌いでした。でも実は、彼にも人間らしい部分があって…」とふり返る。
及川は「台本を読んで『これは痛快エンターテインメントになるな』と確信しました。撮影をしていても、すごく楽しかったです。何はなくとも、勝村さんの泣けて笑える柔軟なお芝居がとても魅力的ですし、ラストシーンはきっと圧巻でしょうね! ぜひ注目していただきたいです。あとは…日焼けのミッチーですね(笑)。もしかしたら、こんな僕を見ることができるのはラストチャンスかもしれないと思っています」と見どころを語った。
「ドクターY〜外科医・加地秀樹〜」は11月30日(土)21時〜テレビ朝日にて放送。
『劇場版ドクターX』は12月6日(金)より全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)