日本維新の会は31日、常任役員会を大阪市の党本部で開いた。公示前勢力から5議席減の結果に終わった衆院選を踏まえ、代表選を早期に行う方向で手続きに入ることを決めた。11月6日にも実施の可否を正式に決定する段取りだ。党内には馬場伸幸代表の退陣論が出ている。
馬場氏は役員会で「衆院選は負け。全て私の責任だ」と表明。一方で、「今後とも国政、地方で同志が増えて党勢が拡大するよう一緒に頑張りたい」と述べ、続投へ意欲をにじませた。
維新は衆院選で、大阪の全19小選挙区で勝利する一方、東日本の小選挙区で全敗。比例代表の得票数も前回2021年から約300万票減らし、公示前の43議席は38議席に後退した。
維新の規約は代表任期を国政選挙・統一地方選挙の90日後までと定め、代表選を実施するかどうかを選挙後45日以内に臨時党大会で議決すると規定している。