10月31日に創立100周年を迎えた日本水泳連盟が記念祝賀会を開催。鈴木大地会長(57)が「22世紀も”水泳ニッポン”と言っていただけるように精進していきたい」と決意を語った。
1924年10月31日に前身の大日本水上競技連盟として誕生した日本水泳連盟。創立からちょうど100周年を迎えたこの日、パリオリンピック™代表選手や関係者を招いた祝賀会を開催した。鈴木会長は冒頭、「水泳ニッポン新時代構想」と共に新たな連盟ロゴと英語名称変更を発表。英語名はこれまでの「Japan Swimming Federation」(JAAF)から「Japan Aquatics」(JAQUA)に変更される。さらに、次の100年に向けて「水の国を、楽しみ尽くそう。」というステートメントを策定。水との関わりが深い島国の日本だからこそ、”国民皆泳”という理念を掲げ、事業を行っていくことを打ち出した。
水泳ニッポンは戦前から国際大会で活躍を続け、五輪ではこれまで24個の金メダルを獲得。近年では、五輪2大会2冠の北島康介氏や、東京五輪2冠の大橋悠依氏などの世界的スイマーを輩出してきた。今夏のパリ五輪では銀メダル2つ(競泳1、飛込1)に留まり、苦戦を強いられたが、100周年の節目を機に水泳日本復活へ再び体制を強化していく。
鈴木会長は「来年の世界選手権に向けて水泳ニッポン復活への歩みをスタートさせる。22世紀も”水泳ニッポン”と言っていただけるように精進していきたい」とコメント。パリ五輪で飛込界初のメダリストとなった玉井陸斗(須磨学園高3年/JSS宝塚)も「自分が(メダリスト)第一号となったことで、飛込界にも続々とメダリストが現れてくれる100年後を祈っている。水泳全体で”水の国”を率先して引っ張っていける存在になりたい」と決意を語った。
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