インテル・マイアミに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、自身のキャリアについて言及した。10月31日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。
2004−05シーズンにバルセロナでプロデビューを飾り、今なおサッカー界の第一線で活躍し続けているメッシ。クラブレベルではここまで合計38個ものタイトルを獲得し、“世界最高”の選手に与えられるバロンドールは歴代最多8度の受賞を誇る。また、アルゼンチン代表では長らくタイトルと無縁の生活を送っていたものの、2021年にコパ・アメリカを制覇すると、翌年には悲願のFIFAワールドカップ優勝を果たした。
そんなメッシも今年の6月で37歳となり、キャリアは間違いなく終盤に差し掛かっている。現在所属するインテル・マイアミとの現行契約は2025年12月末で満了に。さらにクラブキャリアだけでなく、連覇を目指すFIFAワールドカップ26に出場するか否かということにも注目が集まっている。
この度メッシは移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏のインタビューにて、自身のキャリアについて言及。「コーチになりたいとは思わないが、将来については何も決まっていないよ。以前よりも日々のあらゆることを大事にするようになった。プレーすること、トレーニング、楽しむことだけを考えている」と前置きした上で、ワールドカップ出場の可能性やこれまでのキャリアについて次のように語っている。
「(ワールドカップ出場の可能性について)アルゼンチンでは何度も質問を受けたよ。まずはシーズンを良い形で終えて、良いプレシーズンを過ごしたいと思っている。昨シーズンは多くの移動があったので、それができなかったんだ。それから何が起こるかを見て、自分の気持ちを整理したいと思っているよ。先のことはあまり深く考えず、一日一日を過ごしていきたい」
「人々それぞれが望むように僕のことを覚えていてくれれば良い。僕は自分のキャリア、そして神のおかげで今まで成し遂げてきたことに感謝している。最大の夢はワールドカップで優勝することだったし、そのために長きに渡って戦い、多くの犠牲を払ってきた。バルセロナと代表チームで全てを勝ち取り、素晴らし人生を家族を築くことができて幸運だった。これまで経験してきたこと全てに感謝しているし、これからも頑張っていきたい」