お笑いコンビ・爆笑問題の田中裕二、久本雅美がメインMCを務める『秘密のケンミンSHOW極』(日本テレビ系)が10月31日に放送。高知の独特な「飲み文化」が紹介された。
■「酒豪の聖地」をリサーチ
この日の放送は、一風変わった風習や文化の残るエリアを「ケンミン聖地」として番組が独自にフィーチャーしていく内容。
その冒頭に紹介されたのが高知県。高知=「酒豪の聖地」として、他県にはない独自の“酒飲み”カルチャーが次々登場した。
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■「返杯」の文化
カメラが飲み会の場に入ると、そこにはおちょこで日本酒を飲む男性の姿が。勢いよく酒を飲み切ると、そのままおちょこを隣にいた友人に渡し、今度はその友人にお酌をする。
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これを交互に繰り返すコミュニケーションを現地では「返杯」というそうで、現場にいた男性は「飲んだら(お酌してくれた人に)返杯。その後さらに返杯を受ける。ずっとこれを繰り返す…永遠に!」と解説。
酒宴の場では手酌を許さない空気感があり、一方で相手を退屈させないという思いやりも含まれているのだとか。
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■謎の“儀式”「べく杯」
一方、県内スナックでは酒を眼の前に置き、「べく杯(はい)」というお座敷遊びを楽しむグループ客が。
使うの天狗、ひょっとこ、おかめをかたどったサイズ違いのさかずき3種と、くるくる回るコマ。コマには前述3種の絵が描かれており、回して倒れた際、表向きになった絵柄と同じさかずきで酒を飲むというルールだという。
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■さかずきを持ったら即酒を飲む
面白いのはさかずきの形状。
天狗は鼻部分が長いので自立できない作りになっており、ひょっとこは底に小さな穴が空いているので酒が漏れ出てしまう極悪な仕様。
つまり、さかずきをテーブルに置くことができないの=注がれたすぐ酒を飲み干さないといけない、という洒落の利いたアイテムで、まさに酒に強い高知ならでは。
番組では「他県民恐怖の宴席遊び」と紹介していた。酒好きが集まる宴会に持っていったら面白いかも…。
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(文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)