松本潤(41)長澤まさみ(37)永山瑛太(41)らが10月31日(日本時間11月1日)、ロンドン・サドラーズウェルズ劇場で、野田秀樹(68)作、演出のNODA・MAP公演「Love in Action」(日本での上演題名「正三角関係」)初日に臨んだ。
終演後は1500席の劇場がスタンディングオベーションに包まれた。出演者たちは、つないだ手を挙げてカーテンコールに応じた。
松本、長澤、永山にとって海外での舞台公演は初。初日を終えたコメントは以下の通り。
松本潤「野田さんとここに来ることができてよかったと感じています。演じている最中にも、初日を終えた今も。野田秀樹という演出家が、本番前に珍しくハグをしてからやろうと言ったことが印象に残っています。場所が違うことで何かが変わるわけではないのかもしれないけれど、この作品をロンドンでやる意味というものをすごく感じる瞬間でした」
長澤まさみ「ロンドンという地にいるのに、私たちは確実に日本という場所をその場に作り出した、そんな感覚で舞台に立っていました。伝えたい思いをこの場所に焼きつけるように、カンパニーのみんなと手を取り合い最後まで駆け抜けたいと思います」
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永山瑛太「本番前、野田さんからお客さまの反応が日本とは違う、と聞いてはいましたが、冒頭から全く予想もしていない反応が起きて、思わず時が止まり、かなり動揺しました(笑い)。野田秀樹さんの世界観が、イギリスのお客さまにも伝わることを肌で感じられることができました。この作品にたずさわれたことは、ロンドン公演も含め、今後の俳優人生にとって、大きな意味を持つことをあらためて痛感しました。感謝しかありません。ありがとうございます」
野田秀樹作品のロンドン公演は2年ぶり。野田は「厳しいロンドンで、これだけのカーテンコールとスタンディングオベーションをいただき率直にうれしい。これほど初日を終えてほっとしていることもない。スタッフの仕事の質の高さが世界に通じるのは、経験上、確信していたが、作品のモチーフを、ロンドンの観客がどう捉えるのかドキドキしていた。けれども終演後、観客から生の声で『欧米人のクリエイターたちが決して創ることのできないものを創ってくれた。なにか目を覚ませと、ほっぺたでもひっぱたかれたみたいな気分だ』と聞いた時に、『あ、届いたな』と感じた」と語った。
同作は7月に東京で開幕し、北九州、大阪でも上演された。2日までのロンドン公演で全80ステージの大千秋楽を迎える。12月2日から東京公演収録映像が世界配信される。
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