リーグ・アン第10節が11月1日に行われ、モナコとアンジェが対戦した。
ここまで9試合を消化したリーグ・アンで6勝2分1敗を記録し、勝ち点「20」の2位につけているモナコ。今季スタートから好調を維持する同クラブは、前節ニース戦で敗れたことにより開幕からの公式戦無敗が「11」でストップした。リーグ戦3試合ぶりの勝利を目指して戦う今節も、日本代表MF南野拓実は左のアタッカーとして先発出場。チームを白星へと導く活躍に期待がかかる。
試合は、立ち上がりからアンジェが堅いブロックと鋭いカウンターでゲームのリズムを掌握。すると、29分に中盤でボールを持ったジャン・ユード・アフルがドリブルで前進。ボックス手前でパスを受けたジム・アレヴィナのシュートはブロックされるが、こぼれ球を自ら拾ってアフルに繋ぐ。ペナルティエリア外からダイレクトで左足を振り抜くと、シュートはアウトサイドにかかりながらゴールイン。アンジェが先制に成功した。
リードを許したモナコだったが、以降も相手ゴール前に侵入すらできずに時間が経過。前半に放ったシュートはわずかに3本と、劣勢のままハーフタイムへと突入する。
しかし、後半に入るとモナコのシステム変更を機に流れは一変。南野を中心に攻撃でテンポを生み出すと、開始10分で3本のシュートを放つなど勢いを取り戻し始める。
66分にはポゼッションでアンジェを押し込み、ピッチ中央でボールを受けたエリース・ベン・セギルが縦パスを供給。相手に当たったボールはボックス手前のブレール・エンボロへわたり、ワンタッチで落としたパスからラミン・カマラがミドルシュートを狙う。だが、タイミング良く反応した南野がこぼれ球に詰めたものの、アンジェGKヤイア・フォファナにキャッチされてしまった。
そんななか、69分にモナコが決定機を創出する。再びポゼッションでアンジェを押し込みつつ、左サイドをドリブルで運んだカイオ・エンリケが南野とのワンツーでエリア内に侵入。対応した相手選手を縦に振り切り、左足でゴール前へとグラウンダーの折り返しを送る。ボールの先に待ち受けていたエンボロが、トラップからゴール方向を向いて右足でシュート。しかし、鋭く飛び出してきたGKフォファナによって至近距離のショットをセーブされ、モナコが大きなチャンスを逃してしまった。
結局、そのまま試合は1−0で終了。下位に沈むアンジェが金星を挙げた一方、モナコは痛恨のリーグ戦連敗を喫した。次節は9日に行われ、モナコはチャンピオンズリーグを挟みアウェイでストラスブールと対戦。アンジェはホームでパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦する。
【スコア】
モナコ 0−1 アンジェ
【得点者】
0−1 29分 ジャン・ユード・アフル(アンジェ)