完全新作の劇場アニメ『ベルサイユのばら』が、2025年1月31日に公開される。このたび11月2日の誕生日にあわせて、マリー・アントワネットの新たな場面写真がお披露目された。フランス王妃として、ひとりの女性として、母として、激動の革命期を生きた姿を垣間見ることができる。
『ベルばら』の通称でも親しまれる『ベルサイユのばら』は、革命期のフランスで懸命に生きる人々の愛と人生を鮮やかに描いた池田理代子の代表作だ。1972年より「週刊マーガレット」にて連載され、累計発行部数は2000万部を突破する。連載中から読者の熱狂的な支持を集めた原作マンガは、宝塚歌劇団による舞台化やTVアニメ化など数々の方面で社会現象を巻き起こし、少女マンガ界に金字塔を打ち立てた。
完全新作の劇場アニメは、『アオハライド』や『チア男子!!』の吉村愛が監督を務め、『呪術廻戦』や『この世界の片隅に』のMAPPAがアニメーション制作を担当するもの。
キャストは、オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ役を沢城みゆき、マリー・アントワネット役を平野綾、アンドレ・グランディエ役を豊永利行、ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン役を加藤和樹が演じる。そのほか、アラン・ド・ソワソン役に武内駿輔、フローリアン・ド・ジェローデル役に江口拓也、ベルナール・シャトレ役に入野自由を迎える。
このたび、11月2日がメインキャラクターの1人、マリー・アントワネットの誕生日であることから、これを記念して彼女の新たな場面写真5点がお披露目された。マリー・アントワネットはオーストリアの女帝マリア・テレジアの娘で、14歳でフランス国王・ルイ16世の妃になるためフランスにやってきた人物だ。
美しく誇り高く、人を惹き付ける天性の魅力を持ち、パリ・オペラ座の仮面舞踏会でスウェーデンの若き貴公子・ハンス・アクセル・フォン・フェルゼンと運命の出会いを果たし、許されぬ恋に落ちていく。周囲の重圧から逃れようと奔放で贅沢な生活を送ったことで、困窮するパリ市民の不満を集め、運命が変わっていくこととなる。
その煌びやかで華やかな風貌やファッションから、50年以上にわたって世の女性の憧れのキャラクターとなってきた。
新たな場面写真では、そんなアントワネットの輝く愛らしい少女時代から、フランス王妃として美しく朗らかに成長していく人生の一部を垣間見ることができる。異国のフランス宮廷での窮屈さを感じる中、アントワネットは運命的に出会ったフェルゼンにその孤独を癒されていく。
それはルイ16世の妃である彼女にとって禁断の恋でありながらも、ひとりの女性としての幸福でもあった。しかし一方で、アントワネットは王妃として、子を持つ母として、フランスという国を守るため誇り高く、愛を胸に秘めながら激動の革命期を生きる。そんな彼女の凛々しい生き様にも注目してみたい。
また本作では、そんなアントワネットの声優を、ミュージカル『レ・ミゼラブル』エポニーヌ役、ディズニー映画『ミラベルと魔法だらけの家』イサベラ役など数々の名作に出演し、声優、俳優、歌手として活躍する平野綾が務める。平野は近年、ミュージカルを中心に、その美しい声と歌で多くの人々を魅了している。
本作について、平野は「今回の演出は、かなりの挑戦だと思います。製作陣も皆様それぞれに思い入れがあって、リスペクトを持って作品作りしているのがとても伝わってきました。誰もが持っているベルばらのイメージに革命を起こす、新たな時代の幕開けとなるような作品になることを期待しております」とコメントする。
50年以上、世代を超えて愛され続ける原作のストーリーを忠実に描きながら、圧倒的演技力と歌唱力を持つ平野が演じる新しいアントワネットの誕生により一層期待が高まる。
完全新作の劇場アニメ『ベルサイユのばら』は、2025年1月31日に公開される。今後のさらなる続報を楽しみに待ちたい。
劇場アニメ『ベルサイユのばら』
2025年1月31日(金)全国ロードショー
■原作:池田理代子
■STAFF:
監督:吉村 愛
脚本:金春智子
キャラクターデザイン:岡 真里子
音楽プロデューサー:澤野弘之
音楽:澤野弘之、KOHTA YAMAMOTO
アニメーション制作:MAPPA
製作:劇場アニメベルサイユのばら製作委員会
配給:TOHO NEXT、エイベックス・ピクチャーズ
■後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
■CAST:
オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ:沢城みゆき
マリー・アントワネット:平野 綾
アンドレ・グランディエ:豊永利行
ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン:加藤和樹
アラン・ド・ソワソン:武内駿輔
フローリアン・ド・ジェローデル:江口拓也
ベルナール・シャトレ:入野自由
(C)池田理代子プロダクション/ベルサイユのばら製作委員会