【全日本大学駅伝】初V狙う国学院大・前田康弘監督「藤田監督、平林の評価が低いな」とチクリ

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2024年11月02日 14:53  日刊スポーツ

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24年10月14日 出雲駅伝を優勝し、仲間に胴上げされる国学院大・アンカー平林(撮影・上山淳一)

全日本大学駅伝の前日会見が2日、名古屋市内で行われ、今季の大学3大駅伝初戦の出雲駅伝を制した国学院大・前田康弘監督が補員に回っている平林清澄(4年)を後半区間に投入する意向を示した。


平林は2月の大阪マラソンを初マラソン日本最高記録の2時間6分18秒で制し、出雲駅伝でも最終6区で区間賞を獲得。指揮官は「どういう状況でもひっくり返すつもりでいる。ハーフマラソンくらいの距離であれば学生NO・1」と絶大な信頼を寄せており、今大会も距離が長い終盤区間での起用が予想される。すでに配置区間は「決まっている」とし「仕上がりは抜群に良い」と全日本初優勝へ自信を口にした。


これに対し、駒澤大・藤田敦史監督は最終8区で平林を起用すると見立てた上で「私たちは山川拓馬がエントリーしていますが、勝つ自信は十分にある。同着でタスキが渡れば、勝てるんじゃないかなと踏んでいます」と対抗。それを聞いた前田監督は「藤田監督、平林の評価が低いな」と視線を向け、会場の笑いを誘った。


他大学からも平林は要警戒の存在。青学大・原晋監督は「平林くん、強いですからね。(アンカー勝負で)1分はほしいですかね。逆転はできません。勝っていることが条件」とにらみ、中央大・藤原正和監督も「1分、1分半はほしいかなと思います」と語った。今大会も平林の存在が、レースの行方を左右しそうだ。


全日本大学駅伝は8区間(106・8キロ)を舞台に、全国8地区の代表25校と日本学連選抜、東海学連選抜の計27チームで争われる。レース当日のメンバー変更は最大3人で、午前6時10分から同6時30分までが期限となる。

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