首都圏で相次ぐ連続強盗事件を巡り、埼玉県警は2日、同県所沢市の強盗致傷事件に関与したとして、愛知県知多市日長、会社員名倉優也容疑者(31)を逮捕した。県警は、実行役を勧誘するリクルーターだったとみて調べている。
事件は10月1日午前2時5分ごろ発生。住人の80代夫婦が粘着テープで縛られ、現金16万円を奪われるなどした。県警はこれまでに実行役とされる男4人を逮捕している。
首都圏の4都県では8月末以降、強盗事件が10件以上相次いでいる。逮捕された実行役らの多くが「闇バイトに応募した」という趣旨の供述をしており、警察当局は匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)が関与したとみて、実態解明を進めている。