WEC世界耐久選手権は、11月3日にバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催するルーキーテストのエントリーリストを11月1日付で更新した。注目すべき追加ドライバーが、数名起用されている。
11月2日のシーズン最終戦翌日に行われる1デイテストのエントリー数は、先週に発行されたリストから変わらず28台のままだが、ハイパーカーとLMGT3の両クラスで追加ドライバーが名を連ねている。
ハイパーカーでは、新たにAFコルセのフェラーリと契約したフィル・ハンソンが、2025年のチームメイトであるイーフェイ・イェとともに83号車フェラーリ499Pをドライブし、ラリー・テン・フォールデとアントニオ・セラバッレがプロトン・コンペティションの99号車ポルシェ963のロスターに名を連ねた。
セラバッレは以前にプロトンのリザーブドライバーとして発表されており、以前はイソッタ・フラスキーニでレースをしていた。2025年、プロトンは2台のポルシェ963でのプログラムを行うことが予想されているが、そのレースドライバー候補とみられる。
LMGT3では、現在マンタイEMAポルシェのドライバーであるヤセル・シャヒンがユナイテッド・オートスポーツの59号車マクラーレン720S GT3 Evoと、アイアン・リンクスの60号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 EVO2の両方に搭乗するとされている。
一方、TFスポーツのコルベットのドライバー、セバスチャン・バウドはシャヒンとともに60号車ランボルギーニに乗ると同時に、ユナイテッドの95号車マクラーレンもテストする予定だ。また、チームWRT BMWのドライバー、ダレン・ラーンは59号車マクラーレンを試乗する予定となっている。
ブロンズにレーティングされるエドモンド・バルセギアンとシルバーのコーリー・ネヴォーのふたりのアメリカ人は、アイアン・デイムスの85号車ランボルギーニからエントリーしている。
プロトン・コンペティションのフォード・マスタングGT3の2台には、ラリードライバーのベルナルド・ソウザ、チャンプカードライバーのファブリツィオ・デル・モンテ、ステファノ・ガットゥーゾ、モトパークチームオーナーのティモ・ランプクファイルなど、ブロンズドライバーが新たに数名、起用される予定だ。
アコーディスASPチームの78号車レクサスRC F GT3から出走予定だったシルバードライバーのポール・エブラードは、最新のエントリーリストには記載されていない。
日曜日のテストはふたつのセッションで構成される。セッション1は10時から正午まで、セッション2は13から16時まで行われる予定だ。