「月120時間残業、睡眠はMAX2時間」半年で退職した30代男性

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2024年11月05日 06:20  キャリコネニュース

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「長時間労働なのに残業代がでない」とはよく聞く話だが、それを当然とされてはたまらない。働く意欲はもちろん身体が持たないだろう。愛知県に住む30代男性(エンジニア/機械・電気・電子・半導体)は、かつての職場が

「1ヶ月残業だけで120時間は超えていた。全てサービス残業なので未払い」

という凄まじいブラック環境だった。例えばフルタイムで週5日勤務すると月160時間になるのだから、その過酷さがうかがえる。(文:篠原みつき)

「MAX睡眠できても2時間。以降そのサイクルの繰り返し」

「サービス残業の横行が当たり前」と明かすその会社は、優秀な人ほど負担が増す環境だった。

「仕事ができる人に業務量が集中し過ぎてキャパオーバーになり、業務時間内に終わらせられずサービス残業」

「それでも終わらなければ自宅に持ち帰って終わるまで業務を行う」

「終わらせた時刻が夜中の2、3時、そこから出勤まで軽くシャワーを済ませ軽食を済ませMAX睡眠できても2時間。以降そのサイクルの繰り返し」

人手不足にしても最初から過剰な仕事量だったのだ。かなり無理のある生活だが、持ち帰り仕事は労務管理の外にあり、会社の思うツボだろう。

そこまで会社に尽くすことも無いのではと思われるが、「サービス残業は1日MAX5時間を週6日間やっていた」と言い、その残業時間にあたる「120時間は加算されず」と嘆いた。過労死ラインと言われる時間外労働は月80時間、または2〜6か月で月平均80時間超だが、大きく上回っている。こんな生活を長く続けられるはずもなく、

「(この会社には)正社員として採用され半年で辞めてます」

と当然の結果を書いていた。

※キャリコネニュースでは「新入社員が定着しない職場」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから。 https://questant.jp/q/QP2L8EDA

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