愛知県名古屋市の鞄メーカー・村瀬鞄行が制作した甲冑のような見た目のランドセルが、日本皮革産業連合会が主催の革製品コンテスト「Japan Leather Award 2024」にてアーティスティックデザイン賞を受賞。村瀬鞄行の公式オンラインショップにて受注販売を開始しています。
●量産時に出る端切れとランドセルのパーツを本来とは異なるパーツとして使用し作成
作品名は「赤色小札黄銅鋲背嚢具足(あかいろこざねおうどうびょうはいのうぐぞく)」で、意味は「赤色の小札と黄銅の鋲を使った、背嚢という道具」とのこと。
甲冑にヒントを得て制作され、丁寧に1枚ずつ繋ぎ合わせて作られた“かぶせ”(ランドセルのフタ)部分はまさに甲冑を彷彿とさせるデザインです。側面の大マチ部分には、異なる革を組み合わせて作られた凝った模様が。さらにその下には力強い“睨みを効かせた顔”があしらわれています。
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黒・赤・茶という色や各パーツの形だけで甲冑っぽくみせているのが面白いところ。またこちらは量産時に出る端切れを利用したというエコな面もあります。制作者は、同社のランドセル職人・岡田憲樹さん。
なお、同ランドセルは重さが2100グラム前後と重めで、基本的には観賞用推奨モデルとなっています。ひとつひとつハンドメイドでの製造となり、価格は50万円です。
●ネットでは「めちゃくちゃカッコいい!」「強そう」と好評
X(Twitter)では「かっこよ!」「めちゃくちゃカッコいい!」とそのデザインに興奮する声が上がり、「すげーw 戦国ランドセルw」「私の中の小学生男子がこれ背負いたいって言ってる」「俺の時代でこれあったら絶対ねだってたわ笑」「防犯ブザー代わりに法螺貝つけてほしい」なんて声もみられました。
村瀬鞄行は、過去のJapan Leather Awardでは、2022年に「バッグ部門特選」、2019年に「バッグ部門ベストデザイン賞」、2015年に「生活雑貨部門賞」、2010年に「審査員特別賞」で受賞。今回の受賞に合わせて、2022年選定作品の「浮世鞄-富嶽-」(50万円)も公式オンラインショップにて受注販売を開始しています。
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