漫才コンビ「ネイビーズアフロ」みながわ(32)が5日、国家資格である気象予報士試験に合格したことを発表した。
みながわは、相方はじり(32)とともに大阪市内からYouTubeで合格を発信。「2020年のコロナ禍、仕事がなくなって吉本新喜劇のレイチェルさんから『時間あるなら誰もがびっくりするような資格に挑戦してみたら?』と勧められたのがきっかけ。関西テレビ(カンテレ)で天気予報を務める片平敦さんを見て『だじゃれを飛ばす気象予報士もいるんだ』と関心を持っていました」と切り出した。
その上で「試験問題を見て、あまりの難しさに一度挫折したのですが、昨年春、右足を疲労骨折して『時間ができた。再挑戦しよう!』と決意しました」と、みながわは受験までのいきさつを説明した。
「分厚い参考書を買い込んで、700〜800時間は猛勉強しました。ネットで受ける講座はどの先生がいいか、読売テレビで天気予報を担当されてる蓬莱大介さんの助言を受けました」
努力を重ね、今年1月に学科試験をクリア。続いて8月に実技試験に挑んだ。
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合格発表は10月11日。ネットで合格を知ると「よっしゃあ! うれしい!」と大喜びした。この時の受験者は4268人、合格は248人という狭き門。合格率は5・8%だった。
お笑い芸人の気象予報士合格は、他に例をみない快挙。「合格を伝えると、新喜劇の浅香あき恵さんはほぼハグで祝ってくれました。芸人である僕にしかできない天気予報をやってみたいですね。僕らの漫才を見てくれる人の目も変わるはず」との思いもある。
気象予報士の試験は難関で知られる。「最初、勉強を始めたときは聞いたことのない言葉がたくさん出てきて、外国語を読んでいるようでした。それに芸人として働きながらの受験勉強ですから、時間をつくるにも大変でした」と振り返った。
試験の困難さを表す例えとして「オール巨人師匠の楽屋につばを吐くような、ほとんど不可能なことでした」と笑わせたみながわ。気象予報士とは「現代に現れた陰陽師(平安時代の安倍晴明に代表される)」と例えてみせた。
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