声優・速水奨が10月30日、「AMG & LINEマンガ 次世代声優発掘webtoonレッスン&アフレコオーディション」の企画としてアミューズメントメディア総合学院(AMG)で声優を目指す学生たちに演技指導を行った。
【写真】学生たちに熱心に指導する、速水奨 オーディションはLINE Digital Frontierが運営する電子コミックサービス「LINEマンガ」とAMGのコラボレーション企画で、クリエイターの機会創出を目的として開催。
『BLEACH』藍染惣右介役や、『ヒプノシスマイク』神宮寺寂雷役などで知られる速水が、録音スタジオにやってくると生徒たちは拍手で出迎えた。
低く重厚感がありながらも、甘い声で知られる速水は「緊張してる?」と学生たちを気遣いながらも、「グランプリになったらすごいこと。目指しましょう」と賞金50万円が獲得できるオーディションに臨む学生たちにエール。
大事なポイントについては、「絵に合わせることとキャラクターをしっかり作ること。多少のズレよりも“演じる”ことを大切にして」と助言した。
学生たちは今回、LINEマンガの人気webtoon作品である『作戦名は純情』のWebCMのアフレコにて、主人公の女子生徒が“彼氏と自分の親友がキスしている浮気現場を目撃してしまう”というシーンに挑戦した。
練習時、速水は演技の“間”やセリフのどこにフォーカスするかという、強弱などに助言を送り、学生たちは本番で格段の成長が見受けられた。鼻歌や「…」などのシーンでも、速水は「そこに思いが残るといい」と言葉にならない部分だからこその感情の込め方などを、丁寧に指導していった。
指導を終えた速水は、「(CMだけに)めまぐるしくシーンが変わるので大変だったと思うんですけど、学生は若さと瞬発力と対応力でどのグループもしっかり演じてくれた」と“声優の卵”たちの奮闘ぶりを評価。
指導することについては、「教えている過程で『この人は何に悩んでいるのだろうか?』と自分が10代の頃に苦悩していたことを思い出します。その人の気持ちを慮ることによって、当時の自分自身が鮮明に思い出される」と自身の経験を踏まえて教えているという。
伸びていく学生の特徴については「聞く耳を持っている人、自分でトライできる人、トライすることを楽しいと思える人」と話す。
「アドバイスを受けてすごく変わる人がいましたが、これは誰でもできるようでできない。なぜなら、自分でやってきたレッスンを記憶してしまっていてそこから抜け出せない人が多いから。でもそれができる(指導ですぐ変われる)人は勇気があったり、演技を楽しんでいるんじゃないでしょうか」と、指導を受けてすぐに変化できる柔軟性の大切さを説いていた。
参加した女子学生は「速水さんの低い声がかっこよくて素敵でした。レッスンではキャラクターの心情や、夕方の教室の中で声を抑える点など演劇として大切なことを学べました」と感謝していた。
「AMG & LINEマンガ 次世代声優発掘webtoonレッスン&アフレコオーディション」は明日6日(水)までTikTokにて応募受付中。気になる学生は、早めにチェックしよう。