「警告を発していると思ってくれたら」『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』脚本家&監督がコメント

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2024年11月05日 19:21  cinemacafe.net

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『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』
ドナルド・トランプの若き日を描いた映画『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』から、運命の米大統領選挙の投開票が迫る中、監督をはじめとした製作陣からコメントが到着。トランプの若き日を演じるセバスチャン・スタンと、伝説の弁護士ロイ・コーンを演じるジェレミー・ストロングの場面写真が一挙解禁された。

本作は成功を夢見る20代のトランプが、伝説と呼ばれた弁護士に導かれて驚愕の変身を遂げ、トップへと成り上がるまでの道のりを暴く衝撃の問題作。

いままさに新たな歴史の扉を開けるか否かの重要な局面を迎えているトランプの過去に隠された光と影のドラマは、ますます注目を集めている。

解禁となった場面写真は、彼がまだ純真無垢で成功を夢見る若き日から始まり、弁護士ロイ・コーンと出会い師弟関係が築かれていく様子。

やがて成功を収めていく様子を捉えたシーンに加え、ただ者ではない存在感を醸し出すロイ・コーンの姿を捉えたものなど計7枚。

現在の強気なトランプの姿からは想像もつかない“ナイーブなお坊ちゃん”のトランプ役を演じるセバスチャン・スタンは、精細な青年から成功者へと成長する過程を圧倒的な存在感で見事に表現。一方、コーン役のジェレミー・ストロングのなりきりぶりも早くも賞レースの筆頭候補に名を連ねている。

監督はこれまで様々な問題作を描き、その全てがカンヌ国際映画祭に出品され、本作もカンヌ国際コンペティション部門で高い評価を得たアリ・アッバシ。

アリ・アッバシ監督は2人の師弟関係について「どんな関係においても、変化を遂げるのはあくまで両者だ。ロイ・コーンとの関係でトランプだけが変わったのではなく、コーンもまたトランプと関わることで変わる。トランプをどう思うかは関係なく、観る人にはこの変化を体験してほしいと思っている。この映画は、イデオロギー論争を巻き起こそうというのではなく、人間の複雑さを描いている」とコメントする。

脚本は長年トランプ前大統領を取材してきた政治ジャーナリストでもあるガブリエル・シャーマン。ニューヨーク・オブザーバー紙不動産担当の駆け出し記者だったころから、長いキャリアで蓄積した人脈を活かしてトランプの取材を続けたガブリエル・シャーマンは、トランプが前回の選挙期間中も大統領就任後も「メディアを使ってニュースに自分の名前を出し続けろ、それが権力を掌握する1つの方法だとトランプはコーンから教わったんです」とコーンから学び取った戦略を遂行していることを知ったと話す。

「(観客は)トランプを激昂しやすく、人を不快にさせる男を演じる役者のように感じるだろうが、トランプ自身、そんな役どころを長いこと演じているうちに、とうとうそれが彼のアイデンティティになってしまったんです。駆け出しの20代の頃は前のめりの野心家には違いないが、どことなく自信のない感じで、僕らの知る今のトランプとは正反対です」とその印象を語る。

そして「人生で大事なことは勝つこと以外にないと思っている人がどうなるか、(本作)『THE APPENRENTICE』は警告を発していると思ってくれたらいい」と声明を出してる。

なお本作のムビチケオンラインは11月8日(金)から販売開始されることが決定した。

『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』は2025年1月17日(金)よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国にて公開。

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(シネマカフェ編集部)

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