京都鉄道博物館は5日、国鉄形最後の定期特急列車として活躍し、今年度限りで引退する381系の「最初で最後」という特別展示を12月12〜17日に実施すると発表した。期間中、車内と運転台の公開、車両ラッピング、解説ツアー等の関連イベントも実施する。
381系(クモハ381形、モハ380形、クロ381形)とクモヤ145形を特別展示し、12月12〜16日は京都に縁がある初代「スーパーくろしお」色のラッピングを381系の前面と側面の一部(5m程度)に施すほか、クモハ・モハの車内を公開。12月12・13日は14時30分から約10分間、幕回しの実演を行う。
381系の展示に合わせた特別なチケットとして、運転台見学(4分)にアクリルマグネットが付いた「クロ381形電車運転台見学&ノベルティー付き入館券」(一般3,100円・大学生・高校生2,900円・小中学生2,100円)、乗務経験者の解説が聞ける「クモヤ・381系まるごと解説ツアー&ノベルティー付チケット」(一律3,810円)を用意。どちらも11月28日16時30分から「アソビュー!」で販売する。
最終日の12月17日は、13時15分から扇形車庫中央の転車台に載った381系を転回させる「381系電車ありがとうセレモニー」を開催。転車台周囲の扇形車庫1〜5番周辺に有料の特別観覧エリアを設定し、無料のエリアからも見学できる。特別観覧エリアのチケットは、入館券・ノベルティー(A4クリアファイル)とセットで5,500円。「アソビュー!」にて12月5日から12月16日23時59分まで販売する。ミュージアムショップにて、アクリルマグネットやヘッドマーク缶バッジなど新商品を含む381系関連グッズを12月12日から販売する。(佐々木康弘)