東京メトロ有楽町線・南北線延伸工事に着手、2030年代半ばの開業へ

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2024年11月05日 21:11  マイナビニュース

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東京メトロは5日、有楽町線延伸(豊洲〜住吉間)と南北線延伸(品川〜白金高輪間)の工事に着手したと発表した。工事着手により、同社の「新線プロジェクト」がいよいよ本格的に始動したことになる。開業目標は2030年半ばを予定している。


両路線の延伸については、国土交通大臣から2022年3月28日付で第一種鉄道事業許可を受けており、今年6月17日には東京都より両区間について都市計画決定が告示されていた。



有楽町線延伸は豊洲〜東陽町〜住吉間の4.8kmを計画しており、総建設費は約2,690億円。整備効果として、東京東部・北部および千葉方面と臨海副都心(国際競争力強化の拠点)間のアクセスや、観光拠点(豊洲市場・東京スカイツリーなど)とのアクセス利便性向上を見込んでいる。現在は約20分を要する豊洲〜住吉間は、開業後、約9分に短縮される予定。東西線の混雑緩和への寄与も期待されており、木場駅から門前仲町駅までのピーク1時間あたり混雑率が約20%低減するとしている。

南北線延伸は品川〜白金高輪間の2.5kmを計画しており、総建設費は約1,310億円。整備効果として、六本木・赤坂など都心部と、リニア中央新幹線の始発駅となる品川駅とのアクセスや、羽田空港および品川開発(国際競争力強化の拠点)とのアクセス利便性向上を見込んでいる。現在は約19分かかる品川〜六本木一丁目間は、開業後に約9分に短縮される見込みとなっている。(佐々木康弘)

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