神戸、J1に続いてACLEでも首位浮上! 日本勢2連勝中の光州FCを撃破…宮代大聖は公式戦4戦5発

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2024年11月05日 21:19  サッカーキング

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軸足を滑らせながらもPKを沈めた宮代大聖 [写真]=Getty Images
 AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)・リーグフェーズ第4節が5日に行われ、ヴィッセル神戸(日本)と光州FC(韓国)が対戦した。

 2024明治安田J1リーグで優勝争いに名を連ねる神戸は、アジアの戦いでもここまで好調をキープ。敵地で行われた初陣のブリーラム・ユナイテッド(タイ)戦こそスコアレスドローで終わったものの、続くホームでの山東泰山(中国)戦は宮代大聖と酒井高徳のゴールで2−1と勝ち切ると、前節の蔚山HD(韓国)戦も宮代の2ゴールで2−0と完封勝利。ここまで無敗で現在2連勝を飾っている。

 クラブ史上初となるアジアの頂点へ向け、3連勝を目指す第4節では、ここまで3戦全勝を記録して東地区のリーグフェーズ首位に立つ光州FCをホームに迎える。光州FCは第1節では横浜F・マリノス(日本)を7−3、第2節では川崎フロンターレ(日本)を1−0で破るなど、Jリーグ勢から2勝を奪っているチームで、神戸は“最後の砦”として日本勢の力を示したい。吉田孝行監督は、2024明治安田J1リーグで主力を張る大迫勇也、武藤嘉紀、酒井高徳らをメンバーから外したが、一方でマテウス・トゥーレル、井手口陽介、宮代大聖らは先発に並んでいる。

 試合は立ち上がりの3分、高い位置でのボール奪取から、ボックス手前左寄りの位置で顔を上げたジェアン・パトリッキがミドルシュートを放ったが、シュートはGK正面。19分にはボックス内でうまく反転した宮代がボレーシュートを狙うも、シュートはわずかに枠を外れる。

 その後も神戸が敵陣へ侵入する回数を増やしていき、幾度となくフィニッシュまで持ち込む場面を作り出す。光州FCは保持の時間こそ作れど、敵陣へ入ってチャンスに結び付けるシーンは皆無。高い位置で奪ってからのショートカウンターを中心に、神戸が主導権を握ったなかで時計の針が進む。

 スコアレスで前半アディショナルタイムに突入したものの、この日何度も見せていたハイプレスから、神戸にビッグチャンスが到来。敵陣右サイド高い位置で飯野七聖が相手のパスを引っ掛けると、ボックス内で折り返そうとした宮代が相手のハンドを誘発し、PKを獲得する。キッカーを務めた宮代は、軸足を滑らせながらもゴール左上に叩き込み、神戸が先制に成功。宮代はこれで公式戦4戦連発、ACLEでは3戦連続の4点目を記録した。

 前半のラストプレーで神戸が先手を取り、後半へ折り返してからも、試合の流れは大きくは変わらない。神戸は46分に佐々木大樹が後半のファーストシュートを放つと、52分にはボックス手前左寄りの位置でフリーキックを獲得。初瀬亮が左足で狙ったキックは枠を捉えたが、ここはGKに阻まれる。

 それでも直後の54分、ピッチ中央付近でルーズボールを拾った井手口が左サイドへ展開すると、ボールを受けたパトリッキが縦へ突破。クロスボールに対して宮代がダイレクトボレーを狙うと、GKに弾き出されたセカンドボールを佐々木が頭で押し込み、神戸がリードを広げた。

 勝利を手繰り寄せた神戸は65分にも、カウンターの局面で佐々木がGKと1対1のチャンスを迎えたが、仕留め切ることはできない。それでも、光州FCに反撃の隙を見せることはなく、タイムアップの笛が鳴るまで2点のリードを維持。2−0で勝利し、神戸が光州FCとの“直接対決”を制する形で、ACLEリーグフェーズの首位へ浮上した。

 次節、神戸は26日にホームでセントラルコースト・マリナーズ(オーストラリア)と、光州FCは27日に上海申花(中国)と、ともにホームで対戦する。

【スコア】
ヴィッセル神戸 2−0 光州FC

【得点者】
1−0 45+3分 宮代大聖(ヴィッセル神戸)
2−0 54分 佐々木大樹(ヴィッセル神戸)

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