岡本は11月上旬にYMENVのRoad Racing Sporting Managerに就任した元EWCライダーのニッコロ・カネパらとテストに参加するために渡欧。2025年2月21〜23日に予定されている、オーストラリアのフィリップ・アイランドでの開幕戦に向けて準備を進めるという。
■岡本裕生 「今年、全日本選手権の最高峰JSB1000でのチャンピオン獲得という一つの目標を達成しました。そして次の目標であった世界選手権への挑戦がついに実現します。僕が参戦するのはスーパースポーツ世界選手権ですが、僕自身、WorldSSPを最終の目的地とは思っていません。YAMAHA FCTORY RACING TEAMの皆さん、中須賀選手、吉川監督から“ここからがスタート、頑張れよ!”と送り出されたとおり、ここで世界の厳しさを味わい乗り越えて、次のステージへと進んでいきたいと考えています」
■小野哲(ヤマハ発動機 MS戦略部 部長) 「世界の舞台を目指すには様々なルートが存在しています。その中で当社は製品構成などを考慮し独自の考えの中で、欧州やアジアなどのグループ会社と協力しスーパーバイク世界選手権に併催するYamaha R3 bLU cRU FIM World Cupへ、選抜した若手ライダーを派遣する育成の仕組みを作りました。日本でも2023年から全日本に併催のJP250でスカラシップ制度を設け、同レースに日本人ライダーを派遣しています」