鉱山開発事業の配当を得られるとうたい、関連会社の株を無登録で販売したとして、警視庁生活経済課は6日、コンサルティング会社「リートジャパンホールディングス」(東京都港区)代表取締役、李基道(もとみち)容疑者(39)ら計6人を金融商品取引法違反(無登録営業)の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材で判明した。
李容疑者らは2020年7月〜21年8月、投資家ら約200人に株などを販売し、約2億7000万円を売り上げていたとみられる。
捜査関係者によると、李容疑者らは、アフリカ・コンゴ民主共和国のコバルト採掘事業へ投資しており、配当を得られるなどと勧誘。国の登録を受けずにリート社の関連会社の株を販売した疑いがある。
実際には採掘事業に投資していなかったとみられ、無関係の鉱山開発会社の事業をリート社の事業と偽り、投資家に説明していたとみられる。
この鉱山開発会社を巡っては、元本保証などをうたい不正に出資を募ったとして、社長らが23年10月に出資法(預かり金の禁止)違反の疑いで警視庁に逮捕され、その後起訴されていた。【加藤昌平】
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2024 THE MAINICHI NEWSPAPERS. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。