俳優のムロツヨシが6日、東京・王子の北とぴあ・カナリアホールで『muro式.』新作舞台公演制作発表を開催した。新作舞台のタイトルは『トイ』で、来年4月から東京・本多劇場を皮切りに、広島、福岡、能登、金沢、大阪で公演を行う。
【写真】いい表情!『muro.式』のフィロソフィーを問われたムロツヨシ 今回の布陣は、ムロ、本多力で、永野宗典は参加せず。この日のイベントで、ムロはその理由についても説明し「彼に会いに行ったんですけど、2025年にやるべきことが決まっていたんです。(muro式.をやるとなると)永野さんのやりたいことが後回しになってしまう。2人で話し合って『やっぱり(永野が)やりたいことを優先すべきかな』と。僕らも初めて脱永野で、今回は2人でmuro式.を背負ってみようかな」と呼びかけた。
その上で、ムロは本多劇場での上演について触れ「これまで一度も立っていない、夢の本多劇場。やっと、48歳、いやその頃には49歳になってます。見てください、この期間、大丈夫(笑)?短くした方がいいんじゃないの」と29回にわたる上演についてツッコミを入れつつも、喜びを口にした。こだわったのは、能登での公演で「今回、絶対条件として能登でやりたいと言っていました。能登演劇堂さんが、当初は『ちょっとお待ち下さい』という感じだったのですが、夏過ぎくらいに『やっていただきたい』とのお返事をいただきました。先月、ひとりでごあいさつと下見をさせていただきました」と言葉に力を込めた。
今回は、大西礼芳が参戦。イベント終盤にも登場すると「歴史あるムロさんの舞台に参加させてもらうのは、すごくうれしいです。ムロさんの監督作に出演させていただいたこともありまして。また、ムロさんの世界にいられると思うと、うれしくて仕方ない」と声を弾ませた。ムロも「2013年、岩松了さんの舞台を見た時(大西が)女子高生の役をやっていて『なんだあの人!』って。衝撃だったの。そこから、舞台役者・大西礼芳のファン」と賛辞を送っていた。
その後は、会場に駆けつけたファンからの質問にも応じながら、今回の公演についてのグッズ案を募る一幕もあるなど、和やかな時間が流れていた。
■muro式.新作舞台『トイ』
東京公演:本多劇場 2025年4月5日〜29日(全29回)
広島公演:アステールプラザ中ホール 2025年5月3日〜5日(全4回)
福岡公演:福岡市民ホール 2025年5月8日〜11日(全5回)
能登公演:能登演劇堂 2025年5月16日〜18日(全4回)
金沢公演:石川県立音楽堂邦楽ホール 2025年5月21日〜22日(全3回)
大阪公演:森ノ宮ピロティホール 2025年5月25日〜6月1日(全9回)