トランプ氏の勝利確実でヘンリー王子は国外追放?「私は王子を保護しない」とほのめかす発言も

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2024年11月07日 09:20  日刊スポーツ

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ヘンリー王子(19年6月撮影)

5日に投開票が行われた米大統領選で共和党のトランプ前大統領の勝利が確実となったことで、英王室を離脱して米カリフォルニア州に移住したヘンリー王子(40)の米国滞在資格が脅かされる可能性が浮上している。


ヘンリー王子は2023年1月に発売した回顧録「スペア」の中で10代の頃にコカインを使用したことを認めるなど過去の薬物摂取を告白し、米国移住のためのビザ申請において虚偽の申請を行った可能性が取り沙汰されてきた。


トランプ氏は、選挙戦でバイデン政権がヘンリー王子に対して「寛大すぎる」と批判。「私は王子を保護しない。彼はエリザベス女王を裏切った。それは許されない」などと語り、自身が大統領に返り咲いた暁には適切な措置を取るつもりだと述べ、国外追放をほのめかしていた。


英OK!誌は、関係者の話としてヘンリー王子とメーガン妃夫妻は、トランプ氏が大統領選で勝利することを以前から恐れていたと伝えている。トランプ氏が大統領に返り咲き、王子を米国から追放するという誓いを実行に移す可能性を非常に心配しており、2人の子どもたちを連れて米国から脱出する緊急対応策を練っていると報じた。


一方で、「喜んでイギリスにお返ししたい」と夫妻の強制送還を示唆していたトランプ氏の次男エリック氏は最近になって、父であるトランプ氏がビザの申請問題を理由に王子を国外追放することはないと英メディアで主張するなど、態度を軟化させていることも伝えられている。


4年前の選挙では特定の候補者への支持は表明しなかったものの、投票に行くよう呼びかけていたメーガン妃は、今回の選挙では最後まで沈黙を貫いた。そのことが何を意味するのか注目が集まっているが、トランプ氏がホワイトハウスに戻る来年以降、ヘンリー王子とメーガン妃夫妻にとって大きな危機が訪れることになるかもしれない。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

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