フジテレビの『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』ロケ中に発生した事故が、大きな波紋を広げている。11月6日に番組公式サイトが更新され、お笑いコンビ・タイムマシーン3号の山本浩司(45)が肋骨を折る怪我を負ったことを報告。番組に対する批判の声に加えて、ネット上では、
《ドッキリGPまたやらかしたのかよ》
《炎上するたびに不快な気持ちになる》
《出演者がつらい思いをする番組なんて見たくもない》
といったコメントが相次いでいるのだ。『ドッキリGP』といえば昨年11月、杉原千尋アナウンサーをターゲットにした企画が《全然笑えない》と炎上。杉原アナが知らない間に体重を測定され、“体重を公表するか女性芸人・あぁ〜しらきの貝殻ビキニモノマネをするか”選択を迫られるという内容だった。
結局のところ杉原アナはモノマネを選び、自身のInstagramにもあぁ〜しらきに扮した姿を投稿。《アナウンサーも様々な仕事があり、日々挑戦だなとつくづく思います》と綴ったものの、イチ会社員である女性アナに対し、体重公表か過激モノマネかを迫った番組の姿勢にネット上では批判の声があがることに。
今回の事故では、出演者が怪我を負う事態にもなっている。複数の報道によれば突然噴射された液体を避けようとした山本が転倒し、骨折に至ったという。『ドッキリGP』はBPO(放送倫理・番組向上機構)でもたびたび議題に取り上げられ、学生モニターの報告として《(ターゲットが)水を浴びせられるのが痛そうで仕方がない。放送時間と視聴者の生活時間を考えて制作してほしい》というコメントが掲載されたこともあった。
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『ドッキリGP』では、山本の一件で《今後の番組制作上の安全対策に関しましては、より一層徹底してまいります》とコメントしたが……コンプライアンス重視のテレビ界で、同番組は存続できるのか。いずれにしても、フジが掲げるスローガン『楽しくなければテレビじゃない』に反しない番組作りを心掛けてほしいものだ。
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