「MEGUMI公開処刑?」高身長女優らと横並びの美脚大賞。“時代に合わない”“ルッキズム助長”批判の声

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2024年11月07日 16:00  女子SPA!

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MEGUMI『キレイはこれでつくれます』ダイヤモンド社
10月29日、「第20回クラリーノ美脚大賞2024」の授賞式が行われ、受賞者のタレントのMEGUMIさんが登壇。

MEGUMIさんは158cmで日本人女性の平均的な身長のため、壇上では他の受賞者との身長差が顕著となり、ネット上では「公開処刑では?」という声が上がっていました。

◆高身長な女優たちの中でMEGUMIの小柄さが目立つ集合写真に

クラリーノ美脚大賞2024は健康的で美しい脚を持つ著名人に贈られる賞。2024年の今年はティーン部門に服部樹咲さん、20代部門に広瀬アリスさん、30代部門に比嘉愛未さん、そしてオーバーフォーティ部門にMEGUMIさんが選ばれました。

その集合写真では4人は美脚が露になるミニ丈のボトムスに、ヒールのある靴といういで立ち。全員が黒を基調としたドレスに身を包んでいたことで、より足の美しさだけに目がいくスタイルとなっていました。

一方で身長173cmの服部さんを始め、比嘉さん169cm、広瀬さん165cmと高身長揃いの中で、MEGUMIさんの158cmという平均的な身長がひときわ目立つ状態になっていたことも事実。その4ショットを見た人たちからは「MEGUMIだけ低身長で公開処刑みたい」といった意見がX(旧Twitter)等で散見されました。

◆「公開処刑」も「脚が細くて美しい」も同じルッキズムでは?

「公開処刑」とは芸能人の集合写真の際に使われるネットスラングで、身体的な特徴が目立って一人だけ恥ずかしい思いをするという意味合いの言葉。ファッションイベントに登壇した際に複数の高身長ファッションモデルに挟まれた小柄なアイドルに対して、よく揶揄として使われていました。今回のMEGUMIさんも同様に、一人だけ身長が他の登壇者とは異なることで目立ってしまった形です。

芸能人は、顔や体型、身長などで「劣化した」、「太った」、「整形した?」など容姿のことをあれこれ言われるのが現状。今のところ、特にモデルや女優、アイドルは芸能人の中でもとりわけ美しさが求められてしまうのが、今の時点では“宿命”と言っても過言ではないでしょう。

MEGUMIさんは美容家としても活躍しているため、そうした自身の容姿に対する一般人の感想は特に気にするところでもあるかもしれません。

「公開処刑では?」という意見に対して「いやいや、40代でこんなに細くて綺麗な脚はすごい」、「昔よりどんどん美しくなっている」、「MEGUMIは小柄だけどこの脚でさらに巨乳だから素晴らしい」とMEGUMIさんへの賞賛意見も多かった様子。他の3人と並んでいると確かに小柄には見えるものの、MEGUMIさんが見劣りするわけではないという擁護の声もありました

ただポジティブなことだろうとネガティブなことだろうと容姿について言及しているのは「公開処刑」という感想と構造としては同じでしょう。人の容姿に対する感想に、さらに容姿に対する感想で反論するという流れは結局ルッキズムの中での攻防にしか見えません。

◆女性だけが体の一部の美しさを年代別で表彰されるのは時代錯誤?

クラリーノ美脚大賞そのものへの批判の声もあります。健康的で美しい脚を持つ著名人に贈られるとしている一方で、今回の受賞者は4人がそれぞれスラっとした細い脚の持ち主。

「美しい脚=細い脚という美的感覚を若い子に植え付けているだけでは」、「女性だけが特定の体の一部の美しさを年代別で表彰されるのは時代に合っていないと思う」、とルッキズムやエイジズムの側面から大賞そのものに疑問を抱いている声もSNSにはありました。

芸能人の体の造形や美しさを他人がジャッジして表彰する。その一連の流れがあるからこそ、一般人も芸能人の容姿のことをあれこれ言ってもいいという風潮が助長されてしまっているのかもしれません。

美しいか、美しくないかは他人の基準で決めることではない。他人の容姿の感想を好き勝手言うべきではない。むしろMEGUMIさん自身がこれから美容家としてそんなことも発信していってくれることを期待したくなる授賞式でした。

<文/エタノール純子>

【エタノール純子】
編集プロダクション勤務を経てフリーライターに。エンタメ、女性にまつわる問題、育児などをテーマに、 各Webサイトで執筆中

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