それでは、貯まらない人がよく言うセリフ5つを発表!
お金が貯まらないセリフ、5位は「ゆっくり考えます」
お金の貯まらない人がよく言うセリフ5位は、「ゆっくり考えます」。もちろん大切なお金のことはゆっくり考えたほうが良いに決まっています。ところが、問題を先送りにしてしまったり、向き合いたくないからと避けてしまっているのではいけません。
「主人に相談します」というのも同じです。なかなか夫が忙しいとお金の話を切り出すのも難しいものです。「機嫌がいい時に……」などと思っていると、いつまでたっても切り出せないことになってしまいかねません。
お金の問題を解決しようと思ったら、善は急げ! 今週末までに預金残高を調べるとか、保険証券を探すとか、銀行へ行くとか、夫に話をするための資料を集めるなど……締め切りとやることを決め、今すぐ動きましょう。
|
|
4位「今は無理だけど」
「もう少し時間ができたら、お金の勉強をする」「夫の給料が減ったら、私も働く」……など、今は無理だけど、いざとなったらいつかはやりたいという人が少なくありません。しかし実際のところ、なかなかあなたの思っている「その時」は来ません。「今は無理!」と思っている今が、最適な時だったとあとで気づくことも少なくないでしょう。急に頂上までたどり着かなくても、ちょっとずつでいいので今から始め、こつこつ階段を昇っていくことが大切です。
3位 「これには理由が」
「夫の給料が下がったから」「景気が悪いから」「会社が遠いから」「マンションが狭いから」「収入が少ないから」「子どもが小さいから」……など、こんな風にいつも思っていたら要注意!いかにもお金が貯められないのにもっともらしい理由ですが、いかなる理由があろうとも、貯められる人は貯めています。
現状の中でできることがないか探したり、努力してみましたか? 「もし○○だったらお金が貯まるのに!」と他力本願のうちはなかなかお金は貯まりません。
日本経済はあなた1人の力では急に動かせませんが、あなた自身が変わることはすぐできます。まずはできることがないか考えてみましょう。携帯電話のプラン見直しなんて、お金を貯められない言い訳するのと同じくらいの時間ででき、ぐっと支出を抑えられます。
|
|
2位 「貯まらないんです」
お金の貯まらない人がよく言うセリフ2位は、「貯まらないんです」。お金は『貯まるもの』ではなく、『貯めるもの』です。お金が余ったら貯めよう!と思っても、知らぬ間に何かに消えてしまうのがお金です。たとえ収入が少ない人でも、貯められる人は毎月1000円ずつでも積み立て定期預金などで先取り貯金をしたり、500円玉貯金をしています。
一方、収入が少ないからとあきらめている人は、貯金をするどころか、貯まらないのが当たり前と思っています。ここに大きな差がでます。
1位「今月はたまたま」
家計簿を見ていて一番多いセリフがこれです。今月はたまたま、冷蔵庫が壊れたから、お正月だったから、誕生日があったから、田舎から友人が来たから、親が病気になったから……お金が貯まらない。しかし、人生のたまたまは毎月来ます。年末年始が終わっても、バレンタイン、卒業、入学、家族分の誕生日……など、必ず毎月何かがあると思っておきましょう。
|
|
文:山口 京子(ファイナンシャルプランナー、アナウンサー)
大学在学中からテレビに出演。卒業後はフリーアナウンサーに。新婚当初は世帯年収200万円で庭付き一戸建てを購入、2年で完済。お金好きが高じてFPの資格を取得し、家計管理や保険、運用までアドバイスする。
(文:山口 京子(ファイナンシャルプランナー、アナウンサー))