11月8日、カワサキモータースジャパンはオフロードバイクの新型モデル『KLX230 SHERPA』を新たに発表した。加えて同シリーズとなる『KLX230』、『KLX230 S』、『KLX230SM』の3種類におけるモデルチェンジした2025年型の発売も明らかにした。
2023年のジャパンモビリティショーで初公開された『KLX230』は、空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒エンジンを軽量なフレームと組み合わせ、オンロードでもオフロードでも軽快な走行性能を発揮。前後サスペンションやリヤフレームを見直し、さらに走破性と乗りやすさを向上させたことで、幅広い年齢層から人気を博している。
そんな『KLX230』に新たなモデルとなる『KLX230 SHERPA』を追加。低中回転域でのトルクを重視した232cc空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブエンジンで、バランサーを搭載。大きめのフライホイールマスにより、低中回転域で扱いやすく粘り強い特性を発揮する一方、高速道路の巡航走行も快適にこなすことができる。
オフロードでも高い走破性を発揮し、ABSはライダーの判断によりOFFにすることも可能で、本格的なライディングにも応えられるポテンシャルも備えている。ライダーのスタイルに合わせて、様々な楽しみ方ができるマルチパーパスモデルとなる『KLX230 SHERPA』は、11月27日よりカワサキ正規取扱店にて発売が予定しているとのこと。
街中でも自然のなかでも似合う、アウトドアギアを思わせるデザインと柔らかなカラーリングの『ホワイティッシュベージュ』、『ミディアムスモーキーグリーン』、『ミディアムクラウディグレー』の3色を展開。価格はいずれも638,000円(税込)となっている。
そんな『KLX230 SHERPA』の発表に併せて、既存の『KLX230』、『KLX230 S/KLX230SM』の3種類もモデルチェンジし2025年型が発表された。それぞれ主な変更点としては、フューエルインジェクションのセッティングを変更し、低中回転域のパフォーマンスおよびキャスター角/トレール量の変更により、ハンドリングの軽快性を向上。
リヤサブフレームの形状や位置を見直すことでシートの肉厚や足つき性を改善しつつ、前後のサスペンションのホイールトラベル量を最適化した。Bluetooth通信機能搭載の液晶ディスプレイインストゥルメントも装備されている。『KLX230』と『KLX230 S』の2種には、オフロード専用モデルKLX230Rと同様のアルミスイングアーム、ABSキャンセルスイッチの装備、LEDヘッドライトの採用など装備もさらに充実。
『KLX230』は『ライムグリーン』の1色展開で、『KLX230 S』には『バトルグレー』を加えた2色を揃える。価格はどちらも594,000円(税込)となっており、『KLX230 SHERPA』と同様に11月27日よりカワサキ正規取扱店にて発売が予定されている。
『KLX230SM』のみ発売日が異なり、2025年1月13日となっている。こちらは『バトルグレー』、『ファントムブルー』の2色展開で、価格は616,000円(税込)だ。