レアル・マドリードに所属するオーストリア代表DFダヴィド・アラバの戦列復帰は年明けになるようだ。7日、『マルカ』や『アス』など複数のスペインメディアが伝えている。
現在32歳のアラバは2008年夏にバイエルンの下部組織へ加入し、2009−10シーズン途中にトップチームデビューを果たした。その後はホッフェンハイムへのレンタル移籍を経験しつつ、最終ラインの主軸に成長。2020−21シーズン終了までに公式戦通算431試合出場33ゴール55アシストという成績を残し、2度のチャンピオンズリーグ(CL)制覇を含む合計27個のタイトル獲得に貢献した。
2021年夏にはレアル・マドリードへフリートランスファーで加入し、退団した元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスから背番号「4」を継承。ここまで公式戦通算102試合に出場し、5ゴール9アシストをマークしている。しかし、昨年12月に行われたラ・リーガの試合で左ひざ前十字じん帯を断裂し、現在に至るまで離脱が続いている。
そんなアラバが実戦復帰に向けた大きな一歩を踏み出したようだ。報道によると、受傷から実に326日が経過し、同選手はついにボールを使ったトレーニングを開始したとのこと。早期の実戦復帰は見込めないものの、回復に向けたプロセスは最終段階に到達したと報じられている。なお、実際に公式戦でプレーするのは年明け以降になる可能性が高いようだ。
ラ・リーガでは首位バルセロナと暫定「9」ポイント差を付けられ、ここまで4試合を消化したCLでは早くも2敗を喫し18位に低迷しているレアル・マドリード。今ひとつ調子が上がらぬ中、最終ラインの主軸を担い得るアラバが復帰へ近づいていることは朗報と言えるだろう。