<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯>◇8日◇東京・代々木第一体育館◇男子ショートプログラム(SP)
2年連続出場の壷井達也(シスメックス)が自己ベストの85・02点で3位発進となった。全3本のジャンプを降り、前回大会の苦い記憶を払拭(ふっしょく)した。
「始まるまでは去年のSPでボロボロになってしまった記憶が頭にこびりついていて。何としても打ち勝たないといけない、という強い気持ちでスタートのポーズに立ちました。そこからは自分の練習を信じて、体が動くままに演じ切りました」
1年前のNHK杯。SPでは全てのジャンプで失敗し、シニア転向後では自己最低の64・63点で最下位となった。「ありえないくらいの点数を出してしまった」と悔しさが募る中、自分自身を見つめ直した。
「結果を求めて全部の試合に取り組んでいて、それが逆に重圧になってしまっていました」
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結果を過度に意識するのではなく、純粋にスケートを楽しむことを心に留めるようになった。この日も「ここに立てる喜びを意識しよう」とリンクに立った。冒頭の4回転サルコーで2・63点の出来栄え点(GOE)を導くと、続くトリプルアクセル(3回転半)も成功。ルッツ−トーループの連続3回転ジャンプも降りた。
終盤のステップシークエンスでは、観客と目を合わせながら滑った。「会場全体を俯瞰(ふかん)して滑れていました」。演技後には渾身(こんしん)のガッツポーズも繰り出し「去年のショートがあったので本当に怖かったです。2年連続で同じことをしてはいけないと自分の中で思っていたので。でもそこに打ち勝てたかなと思います」と胸を張った。
9日のフリーへは「また別の試合が新たに始まると思って、ここで絶対に気を抜かずに表彰台を目指して頑張っていきたい」と冷静に意気込んだ。
鍵山優真(21=オリエンタルバイオ/中京大)は今季世界2位の105・70点で首位発進。三浦佳生(19=オリエンタルバイオ/明治大)は自己ベストの102・96点で2位につけた。
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