“カミナリ”内海英華、笑福亭鶴二に愛のある“アホ”「浸透しているし、大事にしたい大阪弁」

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2024年11月08日 20:08  日刊スポーツ

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公演へ意気込んだ笑福亭鶴二(左)と内海英華(撮影・阪口孝志)

落語家笑福亭鶴二(56)と女道楽の内海英華(64)が8日、大阪市の松竹芸能で「アホとカミナリの歳末大売り出し〜鶴二も一緒に棚卸し!〜」(12月1日、DAIHATSU心斎橋角座)の取材会を開いた。


19年からラジオ大阪「hanashikaの時間。」(月〜木曜午後6時)で、木曜レギュラーとして共演する2人が、スタジオを飛び出し、舞台で軽妙なトークを繰り広げる。


2人は、鶴二が高校生の時に6代目笑福亭松鶴さん(故人)に入門して以来の仲。内海は「高校生で入ってきたけど、ホンマにアホやった。全部、世間のことを知ってるようなえらそうな顔して入ってきて。腹立つわ、コイツって」と当時を振り返った。


ラジオでも、何も知らず、自分で何かをしようとしない鶴二に「アホ!」と怒りまくっており、鶴二は「私は先輩について行かせていただくだけ。8年先輩でございますし。私がお姉さんからボロクソに言われる感じの、普段通りの私を見ていただこう」と笑った。


当日、披露するネタについても「棚卸しということで、2代目春団治師匠の奥さまに女道楽を習いましたので、一番初めに習ったものをベースにやりたい」と話す内海に対し、鶴二は「私は何も考えてなかったんですけど、お姉さんとは逆にネタ下ろしをしようかなと」。桂文枝の創作落語「妻の旅行」を演じる予定で「登場人物が強い奥さんと、ふわっとした旦那。お姉さんと僕とか、自分の家みたいな感じでちょうどいいんじゃないか」と自身の“ゆる〜い”感じを絡ませ笑いを誘った。


そんな鶴二について、内海は「最近はいろんな事を覚えてきたから、『アホ』っていう回数が減ってる。だから、ほのぼのになった」


ただ、怒りにまかせて「アホ!」と言っているわけではない。


「浸透している『アホ』ですし、大事にしたい『アホ』。大阪に『アホ』っていうのがなくなってしまったので。誰かをやり込める、叱る時の『アホ』じゃなく、愛のある『アホ』。大阪弁の大事したい、かわいらしい言葉やと思ってます」と言葉に込めた思いを明かした。


今回初めて、PIA LIVE STREAMによる配信も行う。提案した内海は「ラジオを聞く人は案外、表に出ないと思う。それなら、おうちでラジオと同じように見ていただければと。ただ、1つ難点があるのは、そういう方はお年を召していらっしゃるので、配信までの手続きが分からない」と心配していた。

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