ダウンタウン松本人志(61)が8日、「週刊文春」に性的行為強要疑惑を報じられ、名誉毀損(きそん)されたとして、発行元の文芸春秋らに5億5000万円の損害賠償などを求めた訴訟についての声明を発表した。
松本は、かつて女性らが参加する会合に出席していたことを認め、「参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直におわび申し上げます」と謝罪した。
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訴訟の終結により、松本の復帰に向けた動きに注目が集まる。
多くのレギュラー番組を持つ松本だが、3代目局長としてレギュラー出演する関西の名物番組、ABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」では、探偵(タレント)が週替わりで「局長代理」を務める形での放送が続く。そのABCテレビは、松本が審査員を務めてきた漫才日本一決定戦「M−1グランプリ」も手がけており、先日、今年の決勝は12月22日だと決まった。
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松本は以前、「お笑いがしたいです」と投稿したり、今回も「この間の一連の出来事により、長年支えていただいたファンの皆様、関係者の皆様、多くの後輩芸人の皆さんに多大なご迷惑、ご心配をおかけしたことをお詫びいたします。どうか今後とも応援して下さいますよう、よろしくお願いいたします」とコメントしており、復帰への意欲がうかがえる。
これをめぐり、テレビ関係者からは「性加害に対する放送局のスタンスは厳しい。性加害について踏み込んだ説明がないまま、起用するのは難しいのではないか」と指摘する声もある。
また、松本不在の番組が、代役の芸人を立てることで機能したこともあり、「松本さんがいなくても番組が回ってしまうことが分かった。ギャラや気遣いといった部分でも、どうしても松本さんというわけでもない」と話す関係者もいる。全員一致で「お帰りなさい」という雰囲気ではない。
「探偵−」について、同局は「何も決まっていることはない」としているが、どのような決定を下すのかも注目される。
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