今回は、ATMからお金を引き出したときの明細書の扱いについてです。
Q:ATMからお金を引き出したときに出てくる明細書は、取っておいたほうがいいの?
「ATMからキャッシュカードでお金を引き出したときに出てくる明細書は、取っておいたほうがいいの? 捨ててしまってもいいのでしょうか?」(匿名希望)A:通帳の入出金の記録と同じか、確認が取れるまでは取っておこう
ATMを利用するときに発行される明細書。あなたはどうしていますか? 捨てるべきか、持ち帰るべきか悩んでしまう人もいるようですが、明細書は大切な入出金の記録でもあります。すぐに捨てずに取っておくことをお勧めします。ATMの近くには、明細書を処分できるゴミ箱が準備されているため、捨てて帰るという人が多いようですね。しかしながら、明細書はあくまでも一時的に発行された記録にすぎません。実際に、明細書と通帳に記帳されるは同じなのですが、問題なのは、通帳だけでは、「いつ、何に使ったのか」が分からなくなってしまうことです。
そのような場合、自分が引き出したにもかかわらず、誰かが引き出したのか?と疑ったり、何に使ったか分からないまま口座の残高が想定以上に減ってしまい、必要な口座からの引き落としが間に合わなくなってしまったりするようなことがあり得るのです。
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明細書に何に使ったかメモして保管しておく
家計簿などをつけている人もいるかと思いますが、明細書に何のために引き出したのか、何に使ったのかをメモしておけば、家計簿をつけるときに役立ちます。家計の管理は、お金を貯めるにはとても大切なことです。使途不明金を出さない、お金の流れを明確にするという点で、明細書にメモを残しておくことは非常に有効なことになのです。また、明細書のメモを確認することで、使ったタイミングや金額をもとに、振り返りにも役立てることができますので、無駄遣い防止にも役立てることができます。
ただし、明細書にメモを残していると、「家計簿をつけるタイミング」「通帳に記帳するタイミング」が遅くなってしまうかもしれません。まとめて作業をすると間違ってしまったり、明細書をなくしたりすることの原因になったりしますので、注意が必要です。
文:飯田 道子(ファイナンシャルプランナー)
金融機関勤務を経てFP(CFP、1級FP技能士)を取得。独立系FPとして、各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行っている。金運アップやポジティブお金など、カラーセラピーと数秘術を取り入れたアドバイスも得意。
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