マーベル映画史上初、個性豊かなヴィランたちが大集結する『サンダーボルツ*』が2025年ゴールデンウィーク(全米5月2日)に公開。この度、ブラジルのサンパウロにて開催された究極のディズニーファンイベント「D23ブラジル」にて最新予告が解禁となった。
これまで、マーベル・スタジオは、ヒーローとヴィランによる激しく、ドラマチックな戦いの数々を描き、世界中を魅了してきた。そこには、正義感に溢れ世界の人々のために戦うヒーローだけではなく、想像を絶するパワーや強い意志を胸にヒーローたちに抗う、魅力的な“ヴィラン”たちの存在が必要不可欠だった――。
本作では、そんなかつてのヴィランたちの中でも、訳あり超クセ者6人のキャラクターが「サンダーボルツ*」というチームとしてまさかの集結を果たす。
■心に闇を抱える“危なっかしいヴィラン”たちの闘いとは!?
今回解禁されたのは、何をしでかすか分からない「サンダーボルツ*」のメンバーたちの姿を捉えた最新予告。冒頭から、彼らの一筋縄ではいかないチームアップの様子がうかがえる。
謎の敵に追われているエレーナ(フローレンス・ピュー)、ジョン・ウォーカー(ワイアット・ラッセル)、レッド・ガーディアン(デヴィッド・ハーバ)、ゴースト(ハナ・ジョン=カーメン)の4人。反撃を試みるものの、全く足並みが揃わない。
そこへ救世主の如く現れたのは、エレーナらと同じく、一度はヒーローと対立したことのあるウィンター・ソルジャーことバッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)! いとも簡単に敵を撃退してくれたかと思いきや、突如エレーナらにも銃口を向けてきて、早くも抗争の予感!?
だが次のシーンでは、なぜかバッキーもエレーナらと肩を並べ、謎の多きCIA長官ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ(ジュリア・ルイス=ドレイファス)のもとへ。そこは過去にアベンジャーズの戦いの舞台となった“あのビル”だった…。
事あるごとに憎まれ口をたたき合い、互いに武器を突きつけ合ってしまうほど、一見、相性最悪の彼ら。かつて悪事に手を染めた“ならずもの”たちが、今回「サンダーボルツ*」として結集した目的とは、そして謎の人物ボブの正体は一体――?
また同映像では、軍事工作や殺人など、過去に犯した悪事に縛られ、それぞれの心に闇を抱えるヴィランたちの葛藤も垣間見える。彼らは果たして、過去の自分と決別し、変わることができるのか? 映像の終盤では、その問いをエレーナに投げかけ、身を挺してメンバーたちを庇う頼もしきバッキーの姿が映し出され、彼を筆頭に、ちぐはぐだった彼らが団結し戦いに挑んでいくことを予感させる。
過去に囚われていたはずの彼らがチームアップすることで生まれるシナジー、能力も性格も個性も違えど苦しみを分かつヴィランたちによる熱いドラマと豪快なアクションにさらに期待が高まる。
■「サンダーボルツ*」は全員訳ありの超クセ者たち
メンバーは、ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフの妹で、かつてロシアのスパイ組織で洗脳を受け、高い戦闘能力を誇る暗殺者だったエレーナ(『ブラック・ウィドウ』「ホークアイ」)、ナターシャとエレーナの父で、キャプテン・アメリカを宿敵としてライバル視していたロシアが生んだスーパーソルジャー、レッド・ガーディアン/アレクセイ(『ブラック・ウィドウ』)。
キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースの幼馴染で、かつて悪の組織による洗脳・肉体改造が施され、暗殺者としてキャプテン・アメリカに立ちはだかったウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ(『キャプテン・アメリカ』シリーズ。
「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」など)、陸軍での活躍を買われ2代目キャプテン・アメリカに任命されるも、世間からのプレッシャーに追い詰められ任務中に失態をおかし、その肩書と権限をはく奪されたUSエージェント/ジョン・ウォーカー(「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」)。
驚異の身体能力とコピー能力を持ち、キャプテン・アメリカなどアベンジャーズたちの技も使いこなす暗殺者として、ナターシャやアレクセイらに立ちはだかったタスクマスター/アントニア・ドレイコフ(『ブラック・ウィドウ』)。
幼いころ不慮の事故に見舞われ、あらゆる物体をすり抜ける“幽霊”のような特殊な身体となってしまったゴースト/エイヴァ(『アントマン&ワスプ』)と、全員過去に悪事を犯したことのある“ならずもの”たち。そんな超個性派揃いの面々が、新たなバトルの幕を開ける――。
『サンダーボルツ*』は2025年GW、全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)