韓国の7人組男性グループ、ENHYPENが10日、埼玉・所沢市のベルーナドームで、3度目の世界ツアー「WALK THE LINE」の日本公演を開催した。
黒い衣装に身を固めた7人がステージに登場した。真っ赤な光線で照らし出される中「Brought The Heat Back」からスタート。重厚なサウンドに乗って、約3万人のエンジン(ファンの総称)の「ヤ・ヤ・ヤ〜」のかけ声が何度も飛び交い、会場を大きく揺らした。
リーダーのJUNGWON(20)は「3度目のワールドツアーにようこそ」とあいさつ。HEESEUNG(23)は「昨日に続く2日目公演です。今日も寒いですか? 寒いと思うエンジン、こっちに来てください。僕が抱き締めますから」と言い両手で“エア抱擁”のしぐさをしてみせ、黄色い歓声を浴びた。
中盤ではトロッコに乗ってアリーナを移動し、エンジンとの“接近”を楽しんだ。SUNGHOON(21)が「エンジン、僕の目を見てください」と呼びかけて悩殺ウインクを披露。JAY(22)は「エンジンを幸せにするのが僕たちの仕事。それを忘れずに活動するENHYPENになります」と力強く宣言し、日本語で「僕は絶対に離さないよ」と熱く呼びかけた。
今ツアーは10月のソウル公演からスタート。ベルーナドーム公演を成功させ、今後は12月にみずほPayPayドーム福岡、来年1月に京セラドーム大阪と続く。20年11月の韓国デビューから4年で、日本の3都市でのドームツアーを行うのは、K−POP男性グループで最速という。勢いに乗る7人が、約3時間、26曲のステージで新たな歴史を刻んだ。【松本久】
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