元HKT運上弘菜「そろそろ何かしないと」本格再始動直後に舞台「ひと」ヒロイン抜てき

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2024年11月11日 05:31  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

ポーズを取る元HKT48の運上(撮影・中島洋尚)

<インタビュー>



昨年10月にHKT48を卒業した北海道出身の運上弘菜(26)が、約1年ぶりに芸能活動を本格化させている。


12月には東京と大阪で舞台「ひと」にヒロイン役で出演。10月に東京で実施したファンコミュニティー開設1周年記念イベントも成功を収めた。元AKB48指原莉乃(31)に憧れ、アイドルとして過ごした福岡での約7年と今後について、インタビューした。【取材・構成=中島洋尚】


   ◇   ◇   ◇


昨年10月5日のHKT48卒業から1年あまりが過ぎた。「そろそろ何かしないと」と運上が動き始めるとすぐ、舞台「ひと」の、ヒロイン役が舞い込んだ。


運上 初舞台は緊張でいっぱいですが、とてもすてきな作品に携わらせていただけることに感謝して、共演者の皆さまと、東京公演も大阪公演も、良い舞台になるように努めたいと思います!


指原を慕って北海道から福岡に渡り、HKT48の4期生として約7年半を過ごした。指原のラストシングル「意志」の次に発売された「3−2(3ひく2)」で初センターを務めた際には、本人から「すごい!よろしく!頑張ってね!」とバトンタッチを受けた。常にグループの中心的存在として全力疾走し、23年10月5日に卒業した。


運上 後輩の5期生、6期生が入ってきて、私がバトンタッチする番かなと思いましたし、センターも2回やって、やりきった感がすごかったですね。ダンスはグループに入ってから初めて踊りましたし、私がいつも一番怒られてました。歌もダンスも苦手意識がありつつ、頑張っていたタイプなので、卒業したら「少しお休みしたいな」という思いはありました。


卒業直後に記念のフォトブックを発売、イベントを開催すると、ソロ活動を期待するファンから多くのメッセージが届いた。「今後何するの」「この後も何かやってくれるのを楽しみにしているよ」という声は、いつしか「いつまで待たせるの?」に変わってきた。


運上 (HKT48在籍時は)年末年始にカウントダウンのイベントが必ずあったので、実家で年越ししたのは今年が久しぶり。家族や友だちと旅行したり、1年間のんびりしました。お父さんは私が卒業したら、地元のご飯屋さんでアルバイトするって思っていたらしくて「東京に行く」って言ったら、すごいショックを受けちゃって…。でも、個人で芸能活動を続けていくなら東京かなと思って、こちらに残りました。


“本格再始動”を決めて動き出すと、雑誌のグラビア撮影や「ファンコミュニティー開設1周年記念イベント」などの仕事が、立て続けにスケジュールに入った。10月のイベントでは、ドリンクの手渡し、ビンゴ大会、カラオケのデュエット、写真撮影など、間近でファンと触れ合う時間を、1日に3回も楽しんだ。


運上 ファンの方との距離が近いイベントがしたいと思っていました。FC1周年だからこそできるイベントになったかなと思いますし、とても新鮮で、ファンの皆さんも喜んでくださって、うれしかったです。


今後も当面は拠点を東京に置くが「いつかは北海道」という思いもある。


運上 ファンの皆さんと回る北海道内のバスツアーはやってみたいですし、テレビやラジオの出演も、声をかけていただければうれしいです。両親も喜ぶので、北海道の仕事はぜひしてみたいです。


◆運上弘菜(うんじょう・ひろな)1998年(平10)8月9日、北海道出身。幼稚園のころからピアノを約10年間習う。小・中学生時代はともに卓球部。趣味は犬の散歩。16年7月にHKT48の4期生としてお披露目。荒巻美咲と組んで17年9月のユニットじゃんけん大会で優勝、同年12月に「天使はどこにいる?」でユニットデビュー。愛称は「なっぴ」。155センチ。


◆舞台「ひと」 19年に「本屋大賞」第2位を受賞した小野寺史宜の小説「ひと」の舞台化作品。両親を失い、未来を見失った二十歳の主人公が、空腹に負けて買おうとした最後の50円コロッケ1個を、おばあさんに譲った。そこから未来が動き出す−。東京公演(三越劇場)は12月3〜8日で、6日間8公演。大阪公演(近鉄アート館)は12月14、15日で、2日間4公演。

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