趣里「デビュー当初はとにかく失敗しないようにと」朝ドラを経て気づいた“鈍感力の大事さ”

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2024年11月11日 20:10  週刊女性PRIME

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趣里 撮影/廣瀬靖士

シリアスなシーンが多いので、法律事務所での撮影がすごく楽しいんです。杉浦役のジェシーさんとは初共演なのですが、撮影の合間には“昨日こんなことがあって”とかおしゃべりしたり。些細なことでも話せる仲になって、すっかりお茶飲み友達みたいな感じです(笑)。

 所長役のYOUさんも初めて共演させていただくのですが、お芝居になると事務所の雰囲気をつくってくださいますし、普段は面白くて優しくて、いてくださるだけで安心するんです。事務所のメンバーがそろうといつも居心地よくて、笑いの絶えない現場になってます」

とにかく失敗しないようにという気持ちのほうが強かった

 ドラマ『モンスター』で、常識にとらわれず感情を排除して相手と向き合う“モンスター新人弁護士”の神波亮子を演じている趣里。物語は、そんな亮子が物事の本質を見抜き、独自の解釈でまるでゲームのように法廷闘争に立ち向かっていくリーガル・エンターテインメントだ。

最初に台本を読んだとき、亮子という役柄はつかみどころがないですし、演じるのが難しいなって思いました。実際に演じていくと、裁判に勝つために手段は選ばないけど、クライアントさんのことを一番に思って行動したりと、すごく純粋で人間的な部分もある。それがある人にはモンスターと映るかもしれませんが、グレーなことは嫌いだし、正義感の強い人間だなって思い演じるようになりました

 新人ながら型破りな行動力で裁判を勝利に導いていく亮子。一方、デビューして間もないころの趣里は、とても慎重派だったそう。

今思うと余裕がなかったなって思います。芝居を楽しむというより、とにかく失敗しないようにという気持ちのほうが強かったんです。そんな中でも、いい出会いもあってドラマや映画、舞台にたくさん出させていただき、いろいろと経験して。

 20代後半くらいですかね。自分にどんな役が合っているかとか、どういう作品をやりたいとかお芝居について考えられるようになって、少し余裕が出るようになりました」

 その後、30代に入り朝ドラ『ブギウギ』のヒロインを務めるなど、女優としてさらなる飛躍を。

朝ドラを経験して、いい意味で鈍感力って大事だなって思いました。撮影期間も長いですし、収録もどんどん進んでいくので、いちいち“あのときこうしておけばよかった”ってあとで気にしていても、戻れないし次のシーンに向き合うしかない。肉体的にも精神的にも鍛えられましたし、いい経験になったなと思いました。新人のころから考えると、成長しました(笑)

 そんな趣里は密かにやってみたいことが。

ラジオが好きで以前、文化放送さんで『スナック趣里』という番組をやらせていただいたことがあるんです。お悩み相談をしたり、カラオケもやりました。歌った曲は欧陽菲菲さんの曲だったと思います。実際スナックに行ったこともあって、そこでも歌ったし、すごく楽しかったんです。なので、また『スナック趣里』を開店したいです(笑)

趣里さんに聞いた「秋のお楽しみはコレ!」

お芋に栗、サンマに松茸とか……美味しいものをたくさん食べたいです(笑)。あと運動ですね。涼しくなってウォーキングとかにもいい季節ですし、あちこち歩き回りたいです。ただ美味しいものばかり食べていると太ってしまうので(笑)、時間を見つけて運動はしたいと思います

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  • 「鈍感力」は、第一次安倍政権が運営が上手くいかずどうしたらよいか前任の小泉元首相にアドバイスをもらった時に端を発す言葉。産経新聞でもちゃんと書かれてますな���å��å�
    • イイネ!1
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