11月8日、ヤマハ発動機は大型スーパースポーツ『YZF-R7 ABS』の2025年モデルを2024年12月5日より発売すると発表した。
『YZF-R7』は、1998年のイギリス・バーミンガムのモーターショーで初代モデルが初公開された。スーパーバイク世界選手権(WorldSBK)で勝つために開発され、ホモロゲーションモデルが1999年から500台限定で発売された。
そこから20年以上の間を経て、“Fun Master of Super Sport”をコンセプトに開発された2代目モデルが2022年に登場。初代とは異なり、YZF-R1とYZF-R25/R3との中間に位置するグレードとしてラインアップに加わり、今回発表された2025年モデルまで続いている。
パワートレインには、270°クランクの688cc水冷並列2気筒エンジンを搭載。MT-07のエンジンをベースにハイスロットル化や2次レシオの最適化などが施され、スーパースポーツらしいパワー感と扱いやすさの両立を実現した。
2025年モデルの『YZF-R7 ABS』では、カラーリングが変更され、ディープパープリッシュメタリックCとマットダークグレーメタリック6の2種の新色を用意。
ディープパープリッシュメタリックCは、ツヤのある明るいブルーがマシン全体を覆い、サイドカウルにはホワイトのラインと黒地にライトブルーのグラフィックが配された。ゴールドのフロントフォークは、グラフィックとともにアクセントを与えるカラーリングとなった。
マットダークグレーメタリック6は、フロントとサイドのカウルがマット基調、フェンダーやタンク、リヤフェアリングがツヤありのダークグレーのカラーリング。グラフィックは一見するとグレーのみだが、ツヤありブラックのラインが配され、さりげないながらも個性が光るデザインに仕立てられた。
メーカー希望小売価格は、105万4900円(税込)。2025年モデルの『YZF-R7 ABS』は、2024年12月5日からの発売を予定している。