11月12日、トムスは11月14〜17日に中国マカオ特別行政区で開催される『第71回マカオグランプリ』のFIAフォーミュラ・リージョナル・ワールドカップへの参戦体制を正式発表した。すでのエントリーリストで明らかになっているとおり、小林利徠斗と中村仁の2名をドライバーに起用する。
マカオ市街地に設けられる『ギア・サーキット』にて行われるマカオGPのフォーミュラ・リージョナル・ワールドカップ。今季は昨年までのFIA F3車両からマシンが変わり、フォーミュラ・リージョナル(FR)車両のタトゥース『T-318』を使用して争われる。
参戦ドライバーはすでにエントリーリストで明らかになっているとおり、16カ国から27名が参加。日本からは5名の若きドライバーが伝統のマカオGPに挑むことになり、名門トムスからはTOYOTA GAZOO Racingドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)の育成選手で、今季はスーパーGT GT300クラス、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権、スーパー耐久シリーズなどで活躍する小林と中村が起用される。
マカオGPで4度の優勝経験を持つトムスは、1999年から2018年において毎年参戦を続けていたが、今回の第71回大会への参戦は6年ぶりとなる日本人ドライバー2名の2台体制となる。
トムスのマカオGP参戦にあたり、過去にマカオ開催のレースにドライバーとして参戦し優勝経験を持つ舘信秀会長は「私がマカオGPに初めて出場したのは1971年。この国際的なレースの舞台で経験を積んだことは、今の自分のキャリアにおいても大きな影響を与えています」と若手ふたりにエールを送った。
「マカオGPレース参戦は今後の人生に必ず生かせる経験になるはずです。チームのバックアップ体制は完璧ですので、ドライバーとしておもいきり挑戦してほしいと思います」