【写真】『べらぼう』グローバルVer.ビジュアル
本作は、“江戸のメディア王”として時代の寵児(ちょうじ)になった蔦屋重三郎の生涯を、笑いと涙と謎に満ちた物語として描く。脚本は森下佳子。
先月の「UNBOUND」ビジュアル(「べらぼう」グローバル Ver.)に続き、今回は国内版のメインビジュアルが公開された。国内版は、横浜が演じる、まだ何者でもない、若かりし頃の蔦屋重三郎(蔦重)の“ある日常”の一瞬の表情をきりとり、まるで“べらぼう”の世界へ誘うような1枚となっている。
誰もがスマートフォンやデジタルカメラを持ち、手軽に写真を撮れる、まさに“スナップ”全盛の現代。もし蔦重が生きていた江戸時代に、同じようにカメラがあったなら、どんな日常の描写が表現されるだろうか。きっと蔦重も、今の私たちと変わらず、同じような、親しみある表情をしていたに違いない。そんなコンセプトのもと制作された。
カメラマンは、数多くの映画やCMなどで横浜を撮影している今村圭佑。今回は、日常的な描写を考えるにあたり、カメラマンと被写体の2人の距離感や関係性も大事なポイントととらえて撮影が行われた。実は「UNBOUND」の写真も今村が手掛けている。アートディレクターの菅谷幸生とのコラボレーションでうまれた、国内/グローバル Ver、2つのビジュアルで、大河ドラマ『べらぼう』は、いよいよ本格的に動き出す。
|
|
アートディレクターの菅谷は、「蔦屋重三郎の人に好かれる人柄、陽気さを感じられるビジュアルを目指しました。自然な表情を撮影するため、可能性を狭めてしまう決めごとを作りすぎず、自由な撮影を何度も重ねてこのビジュアルにたどり着きました。このビジュアルをきっかけに蔦屋重三郎を身近に感じていただき『べらぼう』を楽しみにしてもらえたらうれしいです」とデザインの意図を明かした。
大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』は、NHK総合にて2025年1月5日より毎週日曜20時ほか放送。