11月12日、ENEOS スーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONEのST-Xクラスに参戦するクラフト・バンブー・レーシングが、11月16〜17日に静岡県の富士スピードウェイで開催される第7戦『S耐ファイナル富士』の参戦体制を正式発表した。BドライバーにスーパーGT GT300クラスで活躍するジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが加入する。
メルセデスAMGカスタマー・レーシングの公式パフォーマンスチームとして海外GT3レースで活躍し、スーパー耐久シリーズには今季第2戦の富士24時間から参戦を開始したクラフト・バンブーは、初陣でいきなり総合ポールポジションを獲得すると、第4戦オートポリスで早くも初優勝を飾り、第6戦岡山では2勝目を挙げている。
迎えるシーズン最終戦の富士大会にランキング2位で臨むクラフト・バンブー。今回は第2戦からチームのエースたるBドライバーとして活躍してきた太田格之進がアメリカでのIMSAテスト参加により欠場となるが、すでにエントリーリストで明らかになっているとおり、8月のGTワールドチャレンジ・アジア岡山大会に同チームから参戦したオリベイラがBドライバーとして加わることになった。
日本のスーパーGTやフォーミュラ・ニッポン/全日本スーパーフォーミュラ選手権で富士スピードウェイでのレース経験が豊富なオリベイラは「このシリーズの重要なレースでクラフト・バンブー・レーシングと一緒に走ることを楽しみにしているよ!」と抱負を述べた。
「富士スピードウェイに関する僕の知識と、メルセデスAMG GT3のステアリングを握った経験が、チームのレース戦略に大きなアドバンテージになることを願っている。このような機会を与えてくれたチームに感謝するとともに、富士でも頑張りたいね!」
また、日本でのクラフト・バンブー・レーシングのゼネラルマネージャーを務める畠山修一氏は「富士のドライバーラインナップは、(リー・)ジェフリーと(オジェイダ・)ジェイデンにオリベイラが加わる強力体制です」とコメントを寄せている。
「速く紳士的なジェフリーに、オリベイラのスピードと富士に関する知識が組み合わされます。そして、ジェイデンのメルセデスを速くする方法の理解というのが、レースとチャンピオンシップに勝つための鍵になるはずです。チームは勝利のために全力を尽くします」