長崎県立大学の元教授が児童ポルノの販売サイトを運営し、女児のわいせつな動画を公開したとして警察に逮捕されました。元教授は、「小児性愛者による性犯罪を抑止する目的でサイトを運営していた」と供述しているということです。
児童ポルノ禁止法違反などの疑いで逮捕されたのは、長崎県立大学の元教授で医師の立石憲彦容疑者(63)です。
警察によりますと、立石容疑者は去年1月、自身が運営していた児童ポルノの販売サイト「少女ヌード写真集」に10歳前後の女児のわいせつな動画を2点投稿した疑いがもたれています。サイトはすでに、閉鎖されているということです。
おととし12月、警察庁から業務委託を受けている「インターネット・ホットラインセンター」に、「児童ポルノの画像が公開されている」と情報提供があり、サイトのIPアドレスの解析から立石容疑者が浮上したということです。
立石容疑者は、動画や写真を1点800円から1万円で販売していて、サイトには女児のわいせつな動画80点のほか、複数の画像データが保存された350のフォルダーが確認されたということです。
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取り調べに対し立石容疑者は、「児童ポルノの販売サイトを開設・運営していたが、無修正の動画を公開したとは思っていない」と容疑を一部否認していますが、「小児性愛者による児童に対しての性犯罪を抑止する目的でサイトを運営していた」「2000万円くらいの売り上げがあった」と供述しているということです。