アルピーヌ、2026年よりメルセデスのパワーユニットとギヤボックスを使用へ。複数年契約を締結

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2024年11月12日 23:00  AUTOSPORT web

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2024年F1第21戦サンパウロGP ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
 11月12日(火)、BWTアルピーヌF1チームは、2026年シーズンよりメルセデスのパワーユニット(PU)とギヤボックスを使用すると発表した。

 今回の発表によると、アルピーヌ、メルセデスAMG・ハイパフォーマンス・パワートレインズ(メルセデスHPP)、メルセデス・ベンツ・グランプリが契約を締結し、2026年からメルセデスのPUとギヤボックスがアルピーヌに提供されるということだ。期間は2026年から、少なくとも2030年までとなっている。

 アルピーヌは現在ルノーのPUを使用しているが、ルノーがPUの製造を中止するという噂が流れていた。9月末には2025年をもってPUの製造を中止することが正式に発表され、アルピーヌは2026年からカスタマーチームとして活動することが決まった。しかしPUを製造するビリー-シャティヨンにあるファクトリーの従業員らはこの決定に猛反対しており、従業員の雇用問題や専門知識の喪失を懸念している。

 一方メルセデスは、現在のPU供給先のひとつであるアストンマーティンとの契約が2025年で終了することから、2026年以降の提携先を探す姿勢を隠していなかった。メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ウォルフも、アルピーヌとの契約について「オープンマインドでいる」と明かしていた。

 アルピーヌは先日行われたF1第21戦サンパウロGPでエステバン・オコンが2位、ピエール・ガスリーが3位に入賞し、一気に33ポイントを獲得した。コンストラクターズ選手権では9位から6位に浮上し、終盤戦に向けてハースやRB、ウイリアムズなどと選手権を争う状況となっている。

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