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価値観の変化に伴い、管理職を希望しない若手も増えていきている。そのような中、マネジメント層が「管理職を続けたくない」と感じる、その理由とは。転職サイト大手のビズリーチ(東京都渋谷区)が調査を実施した。
●管理職を続けたくない──なぜ?
現在マネジメントを行っているビジネスパーソンのうち、合わせて86.7%が「今後、管理職を続けたい」と回答した。一方で、「管理職を続けたくない」とした人は合わせて13.3%となり、管理職を希望しない人も一定数いることが分かった。
管理職を続けたい理由については「組織の方向性を決める権限や責任が持てる」が最も多く、62.9%。僅差で「給与(報酬)を上げたい」(62.3%)と続いた。一方で「経営者(役員含む)を目指している」は28.2%と、3割未満にとどまった。
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管理職を続けたくない理由については、「責任やストレスを感じることが増えそう」が最も多く、58.8%に上った。その他には「給与面でのメリットを感じない」(47.5%)、「実務的な業務から離れたくない」(37.5%)が上位となった。
マネジメント経験のない人のうち、管理職に「なりたい」とした人は53.0%、「なりたくない」とした人は47.0%と、約半数ずつの結果となった。管理職になりたい理由については、「給与(報酬)を上げたい」が75.2%と最も多く、報酬への期待が大きいことが分かった。
一方で、なりたくない理由として最も多いのは「責任やストレスを感じることが増えそう」で、59.3%。以降は「実務的な業務から離れたくない」(47.5%)、「業務や残業量が増えそう」(39.0%)と続いた。マネジメントに時間を割かれて実務から遠ざかることや、実質的な業務量の増加と、それに付随する残業の増加が懸念であることが読み取れる結果となった。
調査は、4月22日〜5月5日にインターネットで実施。ビズリーチ会員を対象とした。有効回答数は1290件。
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