PayPayは2024年11月から、1回および24時間以内の決済上限額を50万円から100万円に引き上げた。同社が11月13日に発表した。PayPayはこれまでコンビニやスーパー、ドラッグストアなどの日常的な決済シーンを中心に利用が浸透してきたが、百貨店や旅行サイト、オンラインショッピングなどでの高額決済需要に対応した。
青い画面の「PayPayクレジット」での支払いでも最大50万円の決済上限額(1回および24時間以内)となっていたが、PayPayクレジットで設定されている「PayPayカード(PayPayカード ゴールドを含む)」の利用可能枠が上限額となり、クレジットカードと同様に1回100万円を超える決済を行えるようになった。
この他、PayPayは送金需要の拡大を受け、「送る・受け取る」を使って送金する際の金額の上限(過去30日間)を50万円から100万円に引き上げた。
送る・受け取るの機能は飲食の割り勘や家庭内のお小遣いのやり取りなどを中心に利用され、スマホ決済における送金回数では約95%のシェアを持つ。2023年10月から2024年9月までの1年間の送金額は1兆円を超えている他、2024年8月には寄付団体や寄付サービスを運営する企業のオンライン上の寄付の支払い方法として、PayPayの導入が可能になった。こうした背景からPayPayは送金上限を引き上げたとしている。
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なお、今回の決済上限額と送金上限額の引き上げは本人確認(eKYC)済みのユーザーのみが対象となる。
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